更新日:2022年9月16日

大切ななき人のために、「故人を偲ぶ会」「お別れ会」を開催しませんか。「故人を偲ぶ会」や「お別れ会」は、決して芸能人や著名人だけのものではありません。様々な理由から、故人とのお別れができなかった方々にお別れの場を設けたい、あるいは故人が生きた証をそれぞれの心に遺るように見送ってほしい。そういった理由から、最近は一般の人たちの間でも広く行われるようになっています。
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」を開催する時に知っておくべきことを解説します。
目次
「故人を偲ぶ会」とは
「故人を偲ぶ会」お別れ会」は葬儀を近親者だけで執り行った直後や数日経ったあとに、改めて故人とのお別れをする会のことです。ホテルやセレモニーホールなどの施設に、故人の友人・知人など特に親しい方を招き、一緒に故人を偲ぶことを目的とするものです。
「故人を偲ぶ会」は一般の人でも大丈夫なの?
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」は親族だけでなく友人、会社の同僚、さらには故人が勤務していた会社や所属していた団体などが主催して開かれます。
「故人を偲ぶ会」や「お別れ会」と聞くと、芸能人や著名人など、何か特別の人のものと思われる方もいらっしゃるようです。芸能人や著名人のお別れの会は、葬儀の後に一般のファンのために行われることが多く、ニュースなどで取り上げられるので、そのようにとらえられるのも無理はありません。
「故人を偲ぶ会」や「お別れ会」は、決して芸能人や著名人だけのものではありません。様々な理由から、故人とのお別れができなかった方々にお別れの場を設けたい、あるいは故人が生きた証をそれぞれの心に遺るように見送ってほしい。そういった理由から、最近は一般の人たちの間でも広く行われるようになっています。
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「故人を偲ぶ会」を開催しようと思い立ったら
お別れの新しいカタチとして「故人を偲ぶ会」「お別れ会」が広まってきたといっても、まだまだなじみが薄いことから、何をどのように進めたらいいのかまったく分からない……という方が多いのも事実です。もし、大切な方を偲ぶ会を開きたいと思ったら、下記のことを決めていきます。
<事前準備篇>
l 会の形式
l 開催日程
l 費用・会費
l 会場
<案内篇>
l 会の名称を決める
l 案内リストを作る
l 案内状を作る
l 式次第を作る
<発起人が知っておくべきこと篇>
l ドレスコード
l 宗教はどこまで気にすべき?
では、順番に解説していきましょう。
1. 会の形式を決める
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」を主催する際は、まずセレモニー形式か、会食パーティー形式にするかを決めましょう。形式によって、開催にかかる費用や日程・会場などの準備は異なってきます。
〇セレモニー形式
セレモニー形式の偲ぶ会は、告別式に近い形で行う比較的フォーマルな会です。会場正面に祭壇と故人の遺影写真・生花を飾り、祭壇の前に参列者用の座席を並べるなどの方式がとられます。
セレモニー形式は式次第をしっかりと組み立てて、司会進行に従って執り行うことが特徴です。偲ぶ会を厳かな雰囲気の中で行いたい場合は、セレモニー形式が適しています。
〇会食パーティー形式
会食パーティー形式の偲ぶ会は、式次第の中に会食を組み込んだ比較的カジュアルな会です。会場正面には祭壇などが飾られているものの、テーブルと料理も用意して、参列者が会食を楽しめるようにしています。
会食パーティー形式では、参列者による献花や退出のタイミングは自由であることが特徴です。式次第の進行も和やかな雰囲気の中で行い、故人の遺族と知人・友人が互いに思い出を語り合う時間を取れます。
偲ぶ会には、セレモニー形式で故人とお別れをしたあとに会食を行うといったミックス形式も存在します。故人の偲ぶ会にはどのような集まりがよいかを考えて、適した形式を選びましょう。
○友人が主催する「故人を偲ぶ会」「お別れ会」
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」は遺族が主催しなければならない、という決まりはないので、友人や会社の同僚が主催することも可能です。そのやり方をこちらの記事で紹介していますので、併せてご覧ください。
2. 開催日時を決める
すでに述べたように「故人を偲ぶ会」の他に「お別れの会」という言葉が使われることがあります。
四十九日までに開催するのが「お別れの会」で、「故人を偲ぶ会」は四十九日以降や一周忌、三周忌にあわせて開催されるもの、として区別すべきという考え方もあります。
いずれも葬儀後に行われるものであり、比較的新しい言葉ですから、それほど厳密な区別ではないようです。さらには、時期が限定されるものではないため、年忌法要にあわせて行うことも可能です。
3. 予算を決める
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」にかかる費用は、会場の規模と招待人数、企画・演出・食事スタイルなどによって変動します。故人を偲ぶ会にかかる費用相場は下記の通りです。
〇【費用】開催するにはいくらかかるの
会の費用は、一般的に(参列者の人数×10,000 円~20,000 円)の価格帯が適正です。
ですが、ホテルなどの会場を用いた場合や、思い出ブースを設置した場合などで、費用感が変わってくる傾向があります。
会場費・諸設備費・ディレクション費・運営費・人件費・祭壇・食事費から構成した費用を算出
例1)参列者200~500名程度、ホテルなどの中規模会場で開催した場合
約500~1500万円
例2)参列者200~500名程度、ホテルなどの中規模会場で開催した場合
約2000~3000万円
例3)参列者100~1000名程度、小規模会場とオンラインを活用し、ハイブリッド開催をした場合
約300~500万円
〇【会費】参列する方々からいくら集めるべきか
1 人あたり 8,000 円~15,000 円
上記の金額は、偲ぶ会の費用相場における 1 人あたりの金額(10,000 円~20,000 円)と近くなっています。費用の大部分は会費によって賄うことが可能であり、主催者側の費用負担はそれほど大きくありません。
参列者に支払ってもらう会費は、葬儀における香典の代わりと言えます。会費制で主催した偲ぶ会では香典を受け取らず、案内状にも香典は不要であることを明記します。
<番外編>結局、何に一番お金がかかるの?
会場費
会を開催する際に、もっとも費用がかかるのは会場費です。 都内でホテル・寺院・会館などを予約すると、それだけで数百万円はかかると思った方がよいでしょう。
またコロナ禍ということもあり、会場収容人数は目安にしかなりません。実際は、70%ほどしか参加することができないと考えた方がよいでしょう。
【会場費を抑える工夫】
・自社が保有している会議室を使う
・一部はオンラインで開催する
・サテライト会場を用意する
などの工夫をすることで、費用を抑えた開催ができます。
祭壇費
次に費用がかかるのは祭壇費です。大きさにもよりますが、100万円以上は掛かると考えた方がよいでしょう。
【祭壇費を抑える工夫】
皆様からお集めした供花を祭壇に組み込むことで費用を抑えることができます。皆様からお集めした供花から祭壇を作り上げることで、祭壇費用をかけずに立派な祭壇をくみ上げることができます。
※組み込み式の祭壇であることは、事前にお伝えします。
※皆様のお名前は芳名板にて掲載します。
4. 会場を決める
お別れ会を開催するにあたって、もっとも大切なのは「会場」です。
これによって、費用や参列人数が大きく変わります。費用・参列人数・対応・豪華さ・アクセスの5項目に分けて比較してみましょう。
〇ホテル
費用:×
参列人数:○
対応:◎
豪華さ:○
アクセス:◎
駐車場、宿泊、飲食など様々な設備が充実しているので、大規模な会の開催に適しています。最近は「故人を偲ぶ会・お別れ会」の開催が増えたことで、運営ノウハウを蓄積しているホテルも多く、様々な要望に応えてくれるといった長所があります。ただ、他の施設に比べて費用が割高になりがちです。
〇セレモニーホール
費用:△
参列人数:△
対応:○
豪華さ:△
アクセス:△
セレモニーホールは葬儀や法事を執り行うための専用施設ですから、宗教や宗派、宗教色なし、を問わずさまざまな形式のお別れの会に対応できます。運営ノウハウがあること。お別れをするための設備が整っているため利便性が高いこと。比較的安価で使用できる。というメリットがあります。
〇多目的ホール・市民会館・貸会議室
費用:◎
参列人数:△
対応:×
豪華さ:×
アクセス:△
公的機関や民間が運営し、さまざまな用途使用を目指した多目的ホールも会場になります。さまざまなタイプのホールがあり、ホールの特長に合わせた使い方や演出ができるのが特徴です。会場の収容人数によっては、かなり大規模な会にも対応が可能です。
利用費用がリーズナブルなのが魅力ですが、設備が整っていないと演出にコストがかかる可能性があります。
〇オンライン(会場との兼用も含む)
費用:◎
参列人数:◎
対応:△
豪華さ:△
アクセス:◎
故人を偲ぶ会・お別れ会をホテル、セレモニーホール、多目的ホールなどの現実空間で行うだけでなく、最近ではインターネットの普及で携帯電話、タブレット、PC を使って、オ ンラインで開催するケースも増えています。
会場から中継するなどし、複数拠点で同時開催するものや、全員がオンライン参加するものなどあります。費用や参列人数、内容の拡縮が自由な点が特徴です。
参会者は、パソコンモニターに映し出される動画の中継を視ながら会に参加することになりますが様々な演出で通常の「故人を偲ぶ会・お別れ会」に劣らないものができるように なっています。
5. 会の名称を決める
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」の名称は自由です。「偲ぶ会」や「お別れの会」「送る会」がよく使われる名称です。
故人の名前を冠して「<故人様のお名前>を偲ぶ会」と名付けることもあります。どれでも問題ありません。
6. 案内リストを作る
○会には誰を招待すればよいのか?
葬儀に参列できなかった人を含めて、多くの人に故人の冥福を祈ってもらう機会を設けたいということで執り行われるのが通常です。その趣旨からすれば、葬儀に参加いただけなかったことで、心苦しいおもいを抱いている方。故人とのお別れを希望しているであろう方を招待すべきでしょう。儀礼的な意味より、関係性の観点からお招きする人を選びましょう。
○リストの作成
御案内する方のリストを作成します。これが最も重要で、もっとも大変な作業といえます。
「ご親戚」「友人」「知人」「会社の同僚」...など、ご参加していただきたい方々のリストを作成いたします。お名前・ご住所・電話番号・メールアドレス・故人との関係性あたりをリスト化するのがよいでしょう。「参加する/参加しない」の判断は先様に委ねることを基本として、広い範囲にご案内することをお勧めします。
「連絡先が、メールアドレスやLINEしか知らない。」「大人数に郵送する予算や時間がない。」
などの声から、近年では、紙とwebページで案内状をお作りし、郵送+メールのハイブリッド形式でお送りすることが多いです。
7. 案内状を作る
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」に使用する案内状は、封筒のなかに「二つ折りカード+返信用のハガキ」をいれるパターンが一般的です。ほかに「単カード+返信用のハガキ」のパターンもあります。
どちらを選べばよいかは、郵送費の予算や、カードにしるす情報の量(文面)によって決めます。
返信用ハガキは出欠確認のために欠かせないものなので、忘れず同封しましょう。略式で往復はがきを使用することもあります。
開催時期が、喪が明けていない四十九日以内になる場合は、薄墨で記す、弔事用の切手をはることなどに気をくばればさらに良いでしょう。
○案内状に記すべき内容一覧
l 会の目的
l 時候の挨拶
案内状の文頭に、季節にあった時候の挨拶を記載します。
l 感謝の言葉
喪主や遺族が主催する場合、生前に故人とお付き合いしていただいたことに対する感謝の言葉を書きます。
l 開催日時
l 開催場所
会場の URL を記載しておくのが親切です。
l 会費・香典の有無
会の費用は、遺族が負担するか、会費制が一般的です。参加者によっては「香典を持参した方がよいのではないか」と考える人もいます。参加者に気をつかわせないためにも、案内状には具体的に会費を記載するのが親切です。香典を辞退することを伝えたい場合は、明記しましょう。
l ドレスコード
○案内状・招待状の文面例
山田太郎を偲ぶ会のご案内
拝啓 初夏の候 ますますご清祥のことと拝察申し上げます
さてこの度 亡き山田太郎を「偲ぶ会」を下記の通り
執り行うことと致しましたので ご臨席賜りますようご案内申し上げます
また 生前賜りましたご交誼に対しまて 故人に代わり厚く御礼申し上げます
なお 当日は平伏にてご参集賜りますようお願い致します
敬具
令和四年六月
喪主 山田次郎
(連絡先)
記
日時 令和四年七月二十三日(日) 午前十一時より
場所 東京ホテル
(住所・電話番号)
会費 一万円
誠に勝手ながらご香典 ご供花 等は固くご辞退申し上げます
お手数ではございますがご都合の程を同封のはがきにて
六月十七日までにご返信賜わりたくお願い申しあげます
以上
8. 式次第を作る
故人らしいスタイルで執り行えるのが「故人を偲ぶ会」「お別れ会」の大きな特徴です。一般的な葬儀とは違い、決まった式次第・流れはありません。
そのため、故人を思い出しながら「その人らしい」スタイルで式次第を構成することをお勧めします。準備時間を十分に取れるので、お別れ会の式次第をどうするのかについて、発起人・事務局間でゆっくり話し合いながら決定していくべきでしょう。
○オーソドックスなお別れ会の式次第(お食事なし・60分程度)
参会者入場
開会の辞
故人の紹介
黙祷
発起人挨拶
友人代表挨拶
人生の足跡 ムービー放映
ご遺族からのご挨拶
献花
○オーソドックスなお別れ会の式次第(お食事あり・120分程度)
参会者入場
開会の辞
故人の紹介
黙祷
献杯
会食
閉式の辞
写真撮影
○「故人らしい演出」の例
バンド・ピアニストによる生演奏
故人が音楽が好きだった場合、思い出の一曲を生演奏で披露する場合もあります。
メモリアルムービーに力を入れる
TVディレクターなどを交え、ドキュメンタリー調のメモリアルムービーをお作りすることもあります。
故人との思い出をプレゼンテーション
少人数で開催する場合は、故人に関する座談会を実施することもあります。各々が故人との思い出を語り合い、共感しあいます。その際に、写真や映像をプロジェクターに投影しながら語り合う方々もいらっしゃいます。
【オンライン】故人の思い出のお食事を各ご家庭に配送
故人が、お食事やお酒が好きだった場合、それらを各ご家庭に配送することもあります。
遠隔で参加されている方々にも、同様の体験ができるように工夫しているケースもあります。
メモリアルコーナーの設置
メモリアルコーナーでは故人の人柄を偲ぶために、故人の写真や実際に使用していた品物などを展示するものです。参列者がそれらを見つめ、故人を偲ぶことへもつなげようとするものです。最近は、人々の関心もたかまっています。
メモリアルコーナーの詳細はこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
9. 故人を偲ぶ会のドレスコードとマナー
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」では、参列者側が注意したいマナーがいくつかあります。参列者が困ることがないように、特に服装・香典についての詳細情報を案内状に記載しましょう。
○「平服でお越しください。」
通常、お別れ会は、葬儀のように格式ばった服装で行われることが少ないため、「平服」でよいということが多いようです。
平服は、礼服よりも自由度が高いフォーマルな服装を指します。男女ともに喪服は選ばず、男性ならスーツ、女性ならワンピースやスカートのスーツといったスタイルが、会に参加するときの一般的な平服です。とはいえ弔事なので、参加者は派手な色味の服は避けます。
具体的に、平服とフォーマルウェアの違いはどんなところにあるのか。疑問があれば次の記事を参考にしてください。
【友人の訃報】知っておくべき3つのこと。弔問、お通夜・葬儀で恥をかかないために? 3-2. お通夜・葬儀における服装マナー
10. 宗教はどこまで気にするべきか
そもそも、お葬式と「故人を偲ぶ会」「お別れ会」とは目的が違います。お葬式は正式な儀式であり、規則も細かく決まっていて、厳粛な雰囲気で淡々と進行するのが一般的です。故人を弔うために行うものですから、宗教や宗派の影響が色濃く現れて厳粛なものになるのは仕方ありません。
それに対して、「故人を偲ぶ会」「お別れ会」は故人を偲ぶことを目的とし、故人の生きた軌跡をたどり、故人との思い出を紹介しあう場です。そういったリラックスした雰囲気の偲ぶ会に、過度に宗教色を加えてしまっては会の趣旨が損なわれてしまうのではないでしょうか。
番外編:故人を偲ぶ会・お別れ会が増えている要因
○葬儀は家族葬で。でもお別れの場はしっかりと持ちたい。
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」を行うと、葬儀に参列できなかった故人の友人・知人に、故人とのお別れの場を用意できます。偲ぶ会は準備期間を十分に取りやすく、葬儀と違って関係者が余裕を持って予定を組めることもメリットです。
○自由度が高く、故人の意向を尊重した形式で開催できる
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」は宗教儀礼ではないため、葬儀のように厳格な内容にする必要はありません。「故人を偲ぶ会」「お別れ会」は自由度が高く、故人の意向を尊重した形式で開催できることが大きなメリットです。
故人の趣味をテーマにしたり、故人との思い出をスライドショーで流したり、生で楽器を 演奏したりといった企画も行えます。
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」が盛んになってきた背景の一因に、コロナ禍があることは確かです。しかし、 コロナ禍以前から増加傾向は顕著でした。このことは 2019 年の新聞記事でも指摘されてい ます。
「新聞の訃報欄に『葬儀は近親者だけで済ませた。後日お別れ会を開く』などと書いてあるのをよく見かける。親類や友人、同僚、近所の人たちが式場に集まって故人を送る一般葬 から、家族だけで営む家族葬へ、葬儀は簡素化の流れが止まらない。」2019/03/22 付 読売新聞
家族葬、直葬といった葬儀の簡素化が進んでいるのは以下の 4 つの要因があるようです。
・葬儀の簡略化・小規模化の傾向
・宗教色の強い葬儀に対する疑問
・故人が高齢のため
○葬儀の大切な意義まで亡くしたくない
社会環境の変化で今までの葬儀が見直され簡素化が進んでいます。では、伝統的な葬儀に 意味はないのでしょうか。決してそうではありません。理由は 2 つあります。
第一は遺族の感情です。故人が生前に築いていた絆を、遺族が再確認する。葬儀を通して、 愛する人の死を受け入れ悲しみを越え、さらに生きていく力を得ている、ということです。
二番目は親戚、友人、知人など故人と縁のあった人たちの心情です。つまり、故人を弔い たいという心情は親戚、友人、知人も持っていて、葬儀によって慰撫されるのは親族に限ら なのです。
最後に
家族葬や直葬などで近親者だけで葬儀を済ませた遺族が、親戚、友人、近所の方を集めて「故人を偲ぶ会」「お別れ会」を開くに際し、会の企画・会場選びから当日の運営まで専門の業者に依頼して行うケースが少しずつ増えているようです。
通常の葬儀とは別に、故人と特に親しかった方のみで、「故人を偲ぶ会」「お別れ会」を開く。そういった際にも、葬儀場やセレモニーセンターに依頼して開催を手伝ってもらうこともあります。
また、オンラインでの「故人を偲ぶ会」「お別れ会」を開催する際にも、故人を偲ぶための工夫や、オンラインならではの便利なサービスが提供されています。
いずれの場合でも、しっかりと調べて信頼できる業者のサービスを選びたいものです。
「故人を偲ぶ会」「お別れ会」は葬儀とは別の機会に行う、故人とのお別れをする会です。会は式次第の自由度が高く、葬儀に参列できなかった人に、故人とのお別れの場を用意することもできます。葬儀に参列できなかった人を含めて、多くの人に故人の冥福を祈ってもらう機会を設けたい場合は、「故人を偲ぶ会」「お別れ会」の開催をぜひ検討してください。
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突然の訃報にどう対応する?ビジネス関係の弔事マナー(職場内の弔事)
オンラインで故人を偲ぶ会を開催する、
追悼サービス「しのぶば」をご検討ください。
お別れ会をオンラインで開催するメリット
①費用を半額以下に
オンラインで開催することで、ご予算で最大の割合を占める「会場費」を削減することができます。
そのような背景から、しのぶばは通常のお別れ会の半額以下の費用で実施をすることができます。
ご負担の少ない形でお別れをするために、オンラインという選択肢はいかがでしょうか。
②誰もが参加できるお別れ会を実現
遠方でも、コロナ禍でも、どんな関係性でも。
誰もが平等に追悼できるサービスを追求したら、答えはオンラインで開催することにありました。
「娘でも知らなかった母の一面を、知ることができました。」
「故人に会えたような気がしました。」など多くの方からご好評の声をいただいています。
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