【法要】三回忌法要に必要な準備、施主の心構えは?お布施の相場や服装もお伝えします

更新日:7月26日


三回忌法要のイメージ


 大切な方を亡くしたが、一周忌も無事に終わらせることができた。でも、次は「どんな法要をいつ行えば良いかがわからない」と頭を悩ませている方が多いのではないでしょうか。


 そこで、そもそも法要意味・起源は何なのかから、年忌法要の数え方、三回忌を執り行う準備と当日の進行の仕方などを、主に施主の観点から詳しくお伝えしていきます。また、法要におけるお布施の相場、引き出物の選び方なども、懇切丁寧に解説します。


 

目次


1. 三回忌の意味と起源

1-1. 追善法要と年忌法要

1-2. 年忌法要とは?  

1-3. 法要の起源

1-4. 年忌法要の数え方

1-5. 年忌法要はいつまで続くの?

1-6. 「弔い上げ」とは?

1-7. 宗派別の年忌法要

2. 三回忌法要

2-1. 三回忌(さんかいき)とは

2-2. 年忌で使われる「三」と「七」

3. 三回忌を行う人

4. 三回忌法要を行う日

5. 三回忌法要の準備

5-1. 準備の全体

5-2. 日程の決定

5-3. 会場を決める

5-4. 返礼品の準備

5-5. 出席者選定と確認

5-6. 案内状の作成と発送

6. 三回忌法要の流れ

6-1. 三回忌法要の式次第

6-2. お斎(法要後の会食)

7. 三回忌における引き出物のかけ紙や包装紙

8. 三回忌にふさわしい服装とは

8-1. 平服でよいといわれたら

8-2. 服装選びで大切なこと

9. 三回忌法要のお布施

9-1. お布施の相場

9-2. 渡すタイミング

9-3. お布施の表書き・裏書

10. まとめ



 


1. 三回忌の意味と起源


 三回忌とは、年季法要の一つです。年忌法要は、決まった節目の年に、故人の命日にその霊を慰め供養するために行う法要のことです。


1-1. 追善法要と年忌法要


 そもそも法要は、故人の冥福を祈り、その霊を慰め供養するために行うものです。大きく分けて**追善法要と年忌法要があり、前者は四十九日までに行い、後者は命日から節目の年毎に行います。

 通常、年忌法要の前には、四十九日を喪に服する期間が終わる「忌明け」とし、命日から100日目に「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれる百箇日法要を営むのがならわしとなっています。



1-2. 年忌法要とは?

 年忌法要は、一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌などがあり、各々の年の故人が亡くなった同月同日のうちに行うものです。

 原則として法要は命日に行いますが、お寺や参列者の都合で別の日にしても問題ありません。その際は、命日よりも前の日に行うのが一般的です。



1-3. 法要の起源

 法要の歴史には諸説あります。四十九日までの法要は、古代インドの死者儀礼が原型となっているといわれています。インドでは、生まれ変わりを意味する「輪廻転生」の考え方が根付いています。

 インドにおいては、死後、次に生まれてくるまでの期間を「中陰」と呼んでいました。この中陰は、四十九日間でありこの間遺族は7日ごとに供養し、故人の次の人生が豊かであることを願うのです。

 一方、百箇日・一周忌・三回忌までの日本の法要は、中国の儒教の「十王信仰 」の影響が大きいといわれています。

 儒教では、冥界にいる10人の王が死者の罪を裁くそうです。その王のうちの一人が私たちのよく知る閻魔大王です。故人はそれぞれの王から、7日おきに計7回の裁きを受けます。最初の裁きが行われる日を初七日、7回目の裁きを受ける日が四十九日になります。そして、百箇日・一周忌・三回忌を合わせた計10回の審判を受けたあと、故人は転生すると考えられています。

 日本の法要は、こうしたインドや中国の考え方を取り入れて広がっていったということです。

 ところで、法要と似た言葉に法事があります。これを混同して使っている方も多いのですが、厳密には「法要」とは僧侶にお経を唱えていただき供養する儀式をさし、その後の会食などを含めた一連の行事を「法事」と呼びます。



1-4. 年忌法要の数え方

 年忌法要は、故人が亡くなられてから何年経ったかによって決まりますので、菩提寺と日程の調整を行わなければなりません。

 でも、「どの法要をいつ行えば良いかがわからない」と頭を悩ませている方も多いと思います。そこで、まずは年忌法要の数え方を確認しておきましょう。

 年忌法要の最初を一周忌と呼び、葬儀を行った次の年の祥月命日(しょうつきめいにち。故人が亡くなられた同月同日)に行います。その後、名称が回忌と変わります。三回忌以降は、「回忌数から1を引いた」年に行うことになっています。例えば、三回忌は、「3 引く 1」に当てはめて2年目に行うため、一周忌の翌年が三回忌になります。

 同じように、七回忌は6年目、十三回忌は12年目、十七回忌は16年目、二十三回忌は22年目、二十七回忌は26年目、三十三回忌は32年目、五十回忌は49年目に行います。

 いずれの法要も、命日当日に行うのが正式な作法ですが、親族の都合を合わせやすくするために、多くの人が集まりやすい週末などに行うことが多いようです。法要が命日を過ぎないよう、前もって予定を組む必要があります。


1-5. 年忌法要はいつまで続くの?

 近年では、法事の回数を減らす傾向が強くみられるようになってきました。これは、離れて暮らす家族が増えた、世代交代があった、仕事の都合が合わないなどの理由で、親族が定期的に集まることが難しくなってきているためです。


 永代供養墓で個別供養する場合も、三十三回忌を節目とし、その後は合祀墓で管理する寺院や霊園が多くなっています。



1-6. 「弔い上げ」とは?

 最後に行う年忌法要は、「弔い上げ」(とむらいあげ)と呼ばます。弔い上げ以降は、お寺などに永代供養を依頼します。


 一般的に弔い上げとなるのは三十三回忌や五十回忌とされていますが、近年では十七回忌などを節目として弔い上げを執り行われることも増えてきました。


 そもそも弔い上げが早くなっているのにはいくつか理由があります。ご両親の弔い上げとなるころにはご自身も当時のご両親と同年代になっていることが多く、弔い上げを執り行えないこと。また、高齢化社会が加速している現代においては、亡くなられる方の年齢が以前と比べて高齢になっているため、ご会葬者の年齢も高齢になっていること。などが、挙げられます。


 このような理由から、年忌法要を何年何十年と続けていくのが現実的でないことから、十七回忌などを節目として弔い上げとすることが増えてきたわけです。


 さらに最近では、一周忌のみ行い、その後は全く法事をしないご家庭もあれば、宗派や地域によって必ず五十回忌・百回忌まで行うところもあります。そんななか、多くの方が三回忌までは行い、七回忌以降は省略する傾向があります。

 法事をいつまで行い、どのタイミングで区切りをつけて弔い上げをすべきか、判断に迷うものです。各ご家庭の考えや生活状況などに応じて判断します。ご家庭やご親族の方と十分話し合われて、皆さんが納得のいく答えを出されることをおすすめいたします。


 ここで言えることは、もし法事を行わなくとも、仏壇やお墓の前で手を合わせたり、花やお供え物を置いたりするだけでも、故人の供養を行うことができるということです。


1-7. 宗派別の年忌法要

真言宗

 十七回忌まで行ってから、二十五回忌と三十三回忌を行い、三十三回忌で弔い上げとします。その後、五十回忌・百回忌・百五十回忌を行います。

曹洞宗

 十七回忌のあと、二十三回忌と二十七回忌を行うか、もしくは二十五回忌としてまとめて行います。その後、ひとまず三十三回忌で弔い上げとするが、地域や寺院によっては五十回忌を弔い上げとしています。


臨済宗・日蓮宗

 三十三回忌で弔い上げとなるが、地域や寺院によって、二十三回忌と二十七回忌を行うかわりに二十五回忌を行うところもあります。


浄土真宗

 十七回忌のあと、二十三回忌と二十七回忌を行い、ひとまず三十三回忌で弔い上げとすることが多いようです。

 年忌は、地域や宗派によって行う回数が異なります。法要のタイミングについて確認したい場合は、菩提寺に問い合わせておきましょう。



四十九日法要を営むときは

施主として四十九日法要を営む際の心構え、準備の方法、運営について、こちらの記事で紹介しています。併せてお読みください。

【法要】四十九日法要を執り行う際の準備から服装、流れ、費用までを徹底解説

 


2. 三回忌法要


2-1. 三回忌(さんかいき)とは


 亡くなってから満2年目に到来する祥月命日のことです。


 三回忌法要には僧侶にお越しいただき、家族や親族が集まり法要を営みます。場所は寺院、自宅、法事専門会館、葬祭ホールのいずれかで行うのが一般的です。

 

 一般的に年忌法要は、亡くなってから年数が経過するほど簡略化、省略化されていきますが、その中で三回忌の法要は僧侶や親戚にもお声掛けして、比較的盛大に行われる傾向があります。



2-2. 年忌で使われる「三」と「七」


 法要では、三回忌・七回忌・十三回忌など、「三」と「七」の数字がよく使われますが、それはなぜなのでしょうか、疑問に思ったことはありませんか。


 恐ろしいことに、人は死後、誰もが浄土に行けるわけではありません。仏教における六道輪廻の世界では、死後に十王の裁きを受け、その裁きによって「天」「人」「修羅」「畜生」「餓鬼」「地獄」の六道の中でどの世界に行くかが決まります。死後七日ごとに七回の裁きが行われ、四十九日目にようやく行き先が決まります。


 中陰法要では、十王の裁きを受ける故人が安楽の世界である浄土へ召されるよう、遺族が経を上げて徳を積むことを目的としていました。このように四十九日で行き先が決まるものの、この裁きは全部で十回行われるという説があります。


 中陰の七回の裁きのあと、百日、一周忌、三回忌の三回の裁きが行われるのです。これは中国の儒教の思想が加わったからと言われています。


 遺族はこの裁きに合わせて故人の徳を積むように法要を行うため、三回忌までは特に重要だと考えられているのです。


 その後、四回忌は無く、さらに三年後の七回忌となることを不思議に思う人もいるかもしれません。一説では、仏教では全てのことは簡単に割り切れないと考えられているため、数字でも「三」「七」のように奇数が好まれることが理由と言われています。ただし、これには諸説があり、確かなことは分かっていません。


十王の一人泰広王、実は初七日不動明王の図
十王の一人である泰広王、実は初七日不動明王

十王寫図(国会図書館所蔵)


 


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3. 三回忌を行う人


 法要を行う場合は施主が必要ですが、一般的には葬儀で喪主を務めた人が、祭祀者としてその後の供養を中心的に行います。三回忌の法要でも同じです。喪主が施主を兼ねるケースが多いので、喪主が法要の施主を務めることになります


 但し、喪主が体調を崩していたり、多忙で対応できない場合などには他の遺族が代わって行うことも可能です。


 または、三回忌法要を行うまでの間に葬儀で喪主を務めた人がお亡くなりになった場合、あるいは何らかの事情で施主を務められない場合には、その次に血縁的に近い方が施主を務めることになります。


 法要における施主とは、直接的な意味として「お布施をする人」ですが、実状としては「お布施を含めて法要の費用負担をし、法要を取り仕切る人」という立場となりますので、施主を決定する際、あとあとトラブルにならないよう、充分に家族や親族間で話し合うことが重要です。




 


4. 三回忌法要を行う日


 三回忌の当日(亡くなってから満2年目の祥月命日)に法要を行うことが、最も適切です。


 もし、この日が平日であれば、仕事や学校などで親戚や参列者も集まるのが難しいのが現実です。このため、三回忌当日の手前の土日祝日など、集まりやすい日に行うのが一般的です。

 その場合、命日に近い別の日程で行っても問題ありませんが、命日よりも前倒しで調整するほうが望ましい点は、他の法要と同様です。後ろ倒しをするのは、故人の命日をないがしろにすることになるので避けなければいけません。




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5. 三回忌法要の準備


 三回忌法要を行うにあたって、僧侶や集まってくださる方々に失礼のないよう、充分な準備をしておくことが大切です。



5-1. 準備の全体


 年忌法要を行う際には、日程を決めたあと、まず出席者の予定を確認することからはじめます。食事も合わせて法事の形式をとるならば、食事場所の手配も必要です。出席者に、手土産にあたる引き物を渡すこともありますので、その注文も忘れずに行いましょう。


 法要会場から食事場所までが離れている場合は、移動手段の確保も行わなくてはなりません。自家用車で各自移動してもらうのか、送迎バスを手配するのか、参列人数によって検討します。


 僧侶へ渡すお礼も、準備を進めていきます。供養していただいたことへのお礼として渡すお布施の他に、場合によっては「お車代」や「御膳料」を包むこともあります。**お車代は、寺院以外で法要を行った場合、御膳料は僧侶が会食を辞退された場合に渡します。詳細は下記の「三回忌法要のお布施」の項目をご覧ください。



5-2. 日程を決める


 お越しいただく寺院、僧侶と相談して三回忌法要の日時や法要をどこで行うか決めます。自宅以外で行う場合には、寺院や法事専門会館などの空き状況も関係します。


 特にお盆やお彼岸のシーズンと三回忌法要が重なる場合には、なかなか会場を抑えられないこともありますので、余裕を持って日時や場所を決めるようにしましょう。



5-3. 会場を決める


 法要を行う場所とは別の場所に移動して会食を行う場合には、予め料理店などの予約をしておきます。


 寺院や自宅など、法要と同じ場所で引き続き会食を行うのであれば、仕出し業者などに予約注文をして、時間に合わせて配達してもらいましょう。


 なお、寺院で会食を行う場合には、寺院で指定の仕出し業者が決まっていることがありますので、事前の確認が必要です。


 必ずしも会食の席を設けなければいけないということはなく、数名の家族だけで法要を行う場合には省略されることも珍しくありません。


 会食費用の相場は、料理と飲み物を合わせて1人当たり約3,500円~1万円です。


 会食を行わない場合は、3回忌法要に参列してくださった家族や親戚に対して御礼としてカタログギフト、食事券、ギフトカードなどをお渡しする場合もあります。


5-4. 返礼品の準備


 葬儀社、百貨店、贈答品専門店などへ返礼品の注文を行います。 頂く香典の2分の1~3分の1程度の金額の品物を用意しますので、約3千円~5千円ほどの返礼品を用意するケースが多く見られます。


 かけ紙の表書きは「志」または「粗供養」とし「◯◯家」と記載します。



5-5. 出席者選定と確認


 誰に出席していただくかをリストにします。一般的に一周忌までは、故人の親族や友人、勤務先の関係者などを招いて大規模な法要を営みますが、三回忌からは招待する方を減らしていきます。家族親族に限定するのが普通です。リストは漏れがないように、しっかり確認してください。



5-6. 案内状の作成と発送


 案内状は、返礼品を注文する業者に依頼をされる方が多数です。その他、葬儀社や仏壇仏具店でも案内状の作成をしているところがあります。




 


6. 三回忌法要の流れ

 ここでは、三回忌法要の流れについて簡単に紹介いたします。 なお地域や宗派、寺院などによって流れや費用は異なることもありますので、一例として捉えてください。



6-1. 三回忌法要の式次第


 法要を行う場合は施主が必要ですが、お葬式の喪主が務めるのが一般的です。


 特段の事情で、喪主が対応できない場合などには他の遺族が代わって行うことも可能です。


 三回忌の進行には、決められたルールは特になく、地域や宗派、遺族の考え方によっても異なります。


 三回忌法要では、僧侶を招きます。施主の挨拶のあとに読経をしてもらい、参列者が焼香をします。僧侶による法話を聞いたあとは、施主による終了の挨拶を行い、故人を偲びながらの会食に移ります。


1. 僧侶入場


2. 法要開始

僧侶が法要を始める旨の案内を行います。(僧侶による案内が無く、ここで施主が挨拶を行う場合もあります)


3. 読経・焼香

僧侶による読経です。読経中、参列者は施主から順番に焼香を行います。


4. 法話

法話とは、僧侶が主に仏様の教えに関してお話される時間です。


5. 僧侶退場

僧侶退場が退場して、法要が終わります。


6. 会食

三回忌を含めた年忌法要のあとには、会食が用意されていることが多いです。このときの食事のことを「お斎(おとき)」といいます。



6-2. お斎(法要の後会食)


 お斎は、故人を偲ぶと同時に参列者や僧侶に感謝の思いを示すものでもあります。仏教用語の「斎食(さいじき)」が由来となっており、精進料理を出すのが正式な形です。


 しかし、近年ではホテルでの会食なども増えてきており、参列者の都合に合わせた柔軟な形も多くなってきています。

 会食が始まる前に施主が一言御礼の挨拶し、その後、家族や親族の代表者に「献杯」の発声(音頭)をいただきます。

 会食の内容は、伊勢海老や鯛といったお祝い事のイメージが強い食材はお斎には向きません。紅白や松竹梅などの縁起物も避けましょう。自宅で仕出を頼む場合も、料亭やホテルを利用する場合も、事前に法事用のメニューだと依頼しておくと安心です。




 


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7. 三回忌における引き出物のかけ紙や包装紙


 

 法事の返礼品では「不祝儀を残さない」という点から、食べ物や消耗品などの「消えもの」が好まれます。 食べ物や飲み物でよく選ばれているのは、お茶、珈琲、調味料、海苔、ジュースなどです。 食品を選ぶ場合には、「早く食べて了わなければ」と相手を急かさないように日持ちするものがよいでしょう。

 

 返礼品には、かけ紙を付けます。一回忌までは、黒白か双銀の結び切り、三回忌以降は青白か黄白(きしろ)の結び切りの水引を使います。


 かけ紙の表書きには、「志」または「粗供養」が一般的です(粗供養は関西で主に使われます)。特に志は宗派を問わず使えるため、迷った場合は志を選ぶことをおすすめします。下部には施主の名前を書きます。


 品物の包装紙には特に決まりはありませんが、白・黒・グレーなどが良いでしょう。落ち着いた色や明るすぎない色であれば問題ありません。デザインも特に指定はありませんが、菊や雲といったシンプルな柄を選んでおくと良いでしょう。




 



8. 三回忌にふさわしい服装とは



 三回忌法要は仏教の儀式であり、儀式には出席するにふさわしい服装があります。僧侶を呼ぶ場合など一般的な儀式にふさわしい服装とは、式服(礼服)で、葬儀と同じ服装が基本です。遺族ならば「正礼装」で、その他参列者は「略礼装」です。


 しかし、実状として正礼装や略礼装の使い分けがされることはあまりありません。法事は葬儀と同じ服装でと理解しておけばよいでしょう。



8-1. 平服でよいと言われたら


 この項目は、参列者の視点で書かせていただきます。法要では参列者は「平服でよい」などと服装のマナーを解説しているケースが見られます。また、招待状に「平服でお越しください」と書かれている場合もあります。ここでいう平服とは、略喪服のことで、ダークグレーやネイビーといったシックな色合いの装いになります。


男性であれば、無地か柄の少ない落ち着いた色合いのスーツがおすすめです。その場合、白色のワイシャツと黒色の靴を合わせます。


女性は、グレー・ネイビーなど暗色のスーツやワンピースが無難です。靴もシンプルなパンプスを選び、華美なアクセサリーは避けましょう。パールやオニキスのものを選べば品良くまとまります。


なお、時計は派手なものを避け、アクセサリーは外しておくことがマナーです。ただし、結婚指輪とアクセサリーでも真珠および黒曜石は着けても良いとされています。


男性も女性も3回忌ともなりますと、喪服では堅過ぎる印象となりますので、喪服よりも少しカジュアル寄りにした装いの略礼服にするというイメージで良いでしょう。



8-2. 服装選びで大切なこと

 家族の価値観、親戚同士の慣習、地域性、寺院の考え方などによって、三回忌法要での服装は変わってくるかもしれません。しかし、一般的なマナーや基本的な考え方を理解しておくことは大切です。


 また、喪服はお洒落をするために着るものではありません。弔意を表しつつ、儀式に適した空間を創り出す意味合いがあるという認識を持つことが最も大切です。



弔事における服装について、さらに詳細な記事がこちらにあります。併せてご覧ください。

【友人の訃報】知っておくべき3つのこと。弔問、お通夜・葬儀で恥をかかないために?

 



9. 三回忌法要のお布施


9-1. お布施の相場


 地域や寺院によって変動しますが、三回忌法要での御布施の相場は約3万円~7万円です。


 3万円、5万円、7万円というように割り切れない数字で用意する方が多いようです。


 その他、寺院以外の場所で法要を行う場合、僧侶が自分の車やタクシーで法要会場まで来られるときには、御車代をお渡します。市内であれば5千円〜1万円が相場でしょう。遠方であればある程度の交通費を計算して包みましょう。


 また、僧侶が会食に同席されなかった場合、あるいは会食自体を行わない場合も同様に、御膳料を用意します。御膳料は、約5千円~1万円が相場です。



9-2. 渡すタイミング


 寺院で行う場合、法要前か法要後にお渡しします。


 寺院以外の場合は、法要後にお渡しする方が良いでしょう。


 御布施は直接手で持つのではなく、名刺盆や香典盆に載せるか、袱紗に載せて差し出すのがマナーです。



9-3. お布施の表書き・裏書


 表書きは「お布施」または「御布施」とし、その下に「〇〇家」と書き入れます。


 葬儀における香典は薄墨の筆記具を使用しますが、法要のお布施は通常の黒の筆記具です。


 なお、御布施は奉書紙で包むか、市販の白無地の封筒を用います。



三回忌法要に併せて、故人を偲ぶ会を検討してみませんか。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

「故人を偲ぶ会」や「お別れ会」を開催するときに、知っておくべき10のこと

 


10. まとめ


 最後に、三回忌について簡単にまとめておきます。


 三回忌は亡くなってから満2年目に到来する祥月命日に行われる年忌法要のことで、僧侶を呼び家族親族で集まって供養を行います。


 一般的に多く見られる流れやマナーを解説いたしましたが、家庭や地域や寺院によって大きく異なることがありますので、実際に三回忌法要を行う際には、菩提寺や地域の葬儀社などに詳細を確認しながら進めたてください。


 最も大切なことは、普段から故人のことを思い、冥福を祈りながら場所を問わず手を合わせ続けることなのではないでしょうか。


 ここで、三回忌法要に参列者として招かれた場合の心得について軽く触れておきます。


 三回忌法要に招かれた場合は、やむをえない事情を除き、必ず参列しましょう。


 スーツや香典袋など、事前に準備できるものは用意しておくと安心です。しっかりとした準備ができていれば、三回忌法要当日も故人を偲ぶ心の余裕も生まれるはずです。


 香典の相場は、身分や、故人のと関係性で変わってきます。したがって、香典は一周忌などの年忌法要でもお葬式でも自己判断が難しい事項です。正しいマナーや包む金額に不安があるときは、菩提寺や葬儀社に確認しましょう。






 

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