【法要】四十九日法要を執り行う際の準備から服装、流れ、費用までを徹底解説

更新日:7月26日



 大切な方を亡くし、慌ただしなかで何とか葬儀を終えた。ホッとする間も無く、少しずつ四十九日法要に向けて準備をしていかなければなりません。四十九日法要を主催する施主として、どんなことに気をつけて、何をすれば良いのか、悩まれている方もいらっしゃるでしょう。


 そこで、今回は、そもそも四十九日法要とは何なのか?から、日程、場所、香典返し、当日の式次第まで、四十九日法要を恙なく終わらせるために必要な準備や心構え、マナーなどについてご紹介します。


 

目次


1. 四十九日法要って何ですか?

2. 繰り上げ法要とは

3. 四十九日の数え方

4. 四十九日法要を避けた方がいい日は?

5. 四十九日の法要しないとどうなるの?

6. 四十九日法要の準備

7. 四十九日の法要の進め方

8. 四十九日のマナー

9. 香典返し

10. 香典返しの注意点

11. 四十九日に納骨をする場合

12. 四十九日法要にかかる主な費用

13. まとめ

 

1. 四十九日法要って何ですか?


四十九日の意味と呼称


 四十九日法要をするとき、それをおこなう意味を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。そこで、まずは四十九日法要の意味を基礎知識と一緒にご説明していきます。


 「法要」は仏教用語で、故人の霊を慰めるためにする儀式のことです。「追善供養(ついぜんくよう)」とも言われ、故人を偲び成仏を祈ることが目的です。「法事」や「法会(ほうえ)」と表現されることもあります。


 法要の日程は決められており、命日、つまり亡くなった日を1日目とし、そこから7日目を「初七日」、命日から四十九日目を「四十九日」と呼びます。(七七日「しちしちにち」「なななぬか」「なななのか」など地域によって呼び方が異なるため、いくつかの言い回しがあります)


 実は、人は亡くなってから四十九日目までは、まだ極楽に行けてないのだそうです。

故人が亡くなってから七週間は、極楽浄土を目指して現世と来世の間を旅しているといわれています。この期間を「中陰(ちゅういん)」と呼びます。


 仏教の考え方である輪廻転生(りんねてんしょう・りんねてんせい)では、命日から四十九日間に六道のうち、どの世界に生まれ変わるかにが決められるのです。

 

 その間、恐ろしいことに七日ごとに閻魔様を含めた十人の審判たち(十王)の裁きを受け、四十九日に極楽浄土に行けるかどうかの最後の裁きを受けます。つまり、四十九日は故人が極楽浄土に行けるのか、最後の裁きを受ける重要な日なわけです。


 そこで、故人が極楽浄土に行けるように、遺族も七日ごとに祈ります。現代では七日ごとに法要を行うのは難しいため、最初の裁きである「初七日(しょなのか)」と、最終の裁きにあたる「四十九日」のみ法要を行うというのが一般的になりました。故人の裁きが下る四十九日が一番重要だと考えられているので、その日に故人のために僧侶を招き、盛大な法要を催すのが四十九日法要の本来の目的です。


忌明けと満中陰法要


 また、四十九日は「忌明け」、つまり喪に服していた遺族が日常生活に戻る日でもあるとされています。そのため、四十九日法要は「忌明け法要」とも呼ばれています。


 満中陰とは、忌明けと意味は同じです。あまり聞きなれない言葉だと思いますが、「まんちゅういん」と読み、中陰(死後四十九日間)が満ちることを表しており、中陰の終わる日という意味を持っています。


 ですから、満中陰法要は忌明け法要と同じものです。

この日をもって、故人はご先祖様に仲間入りし仏様になります。ただし、仏教の中でも浄土真宗は臨終と同時に成仏するという教えであるため、四十九日法要は故人のために催すのではなく、ご遺族が故人を偲ぶための法要と考えられています。



 最初の裁きが行われる日を初七日、7回目の裁きを受ける日が四十九日だということで、四十九日が重要用と述べました。ところが、その後も、百箇日・一周忌・三回忌を合わせた計10回の審判、つまり今で言う追試を受けたあと、故人は転生すると考えられています。このことについては、別の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

【法要】三回忌法要に必要な準備、施主の心構えは?お布施の相場や服装もお伝えします


 


2. 繰り上げ法要とは


 ところで、地域やご家庭によっては葬儀・告別式の日に即日納骨をするため、初七日と四十九日の法要を前倒しする「繰り上げ法要」をとることもあります。


 葬儀後、本来別の日に行う法要を、葬儀の日に一緒に行うことを「繰り上げ法要」といいます。繰り上げ法要は、遠方に住む親族や多忙な親族に配慮して最近この形が増えており、特に繰り上げて行われることが多いのは初七日法要です。


 繰り上げ法要とは、一般的に初七日法要を葬儀と同日に行うことをいいますが、一部の地域では、四十九日法要までも葬儀当日に繰り上げることがあります。


 繰り上げ法要を行うことで、仕事などの調整が難しく、また、遠方からの移動が大変で参列しづらくなるという親族であっても法要に参加しやすくなります。


 少しでも多くの人に参加してもらうため、繰り上げ法要を行うケースが増えてきたのは、自然な流れだともいえるでしょう。



 


3. 四十九日の数え方


四十九日の数え方


 四十九日法要を執り行う際には、お坊さんのスケジュールを押さえたり、近しい親族や友人などに都合を付けてもらったりするためにも、事前に日取りを決めておかなければなりません。そのため、正確な四十九日の日を把握しておく必要があります。


 仏教では、亡くなってから100日目の百箇日法要までは、亡くなった日を1日目として数えるのが通例です。これは「満年齢」による数え方です。つまり、四十九日は亡くなってから四十八日目に実施される法要となります。また、例外として一周忌までは満1年目に行われます。

例えば、2022年03月01日が命日の場合、2022年04月18日が四十九日になります。


 また、本来は四十九日目に法要を行うのが良いのですが、平日に当たってしまいご家族・ご親戚が集まりにくい場合は土日にずらすことも出来ますが、その場合は四十九日に該当する日よりも後に倒すのではなく前に繰り上げましょう。


 葬儀や告別式の日に、六曜の「友引」は避けた方がいいという風習がありますが、四十九日などの法要に関しましては特に気にする必要はありません。


 また、四十九日の法要が3ヶ月またがることは「三月掛け(みつきがけ)」と呼ばれ、「始終苦労が身につく」という語呂合わせから縁起の悪いものとして避けられることがありますが、単なる語呂合わせなので気にする必要はあまりありません。


 一方、三回忌以降は「数え年」で数えます。数え年とは、誕生日を迎えるごとに1年とカウントする数え方です。


 ただし、地域によっては亡くなる前日を1日目とする数え方もあるので、その地域や宗派にあわせて考えましょう。


四十九日までの過ごし方


 四十九日までは、故人を偲ぶ気持ちを常に持って過ごします。昔は、毎朝お供えを替えて、念仏を唱えるが多かったものですが、すっかり見かけなくなりました。せめて毎日お線香をお供えして、できるだけ祭壇の前にいる時間を持ちたいものです。



 


4. 四十九日法要を避けた方がいい日は?


 四十九日法要をしてはいけない日はあるのでしょうか?

四十九日は、すでに述べた通り、葬儀のように友引などの六曜を気にする必要はありません。ただし、四十九日よりも後に法要をおこなうのはよくありません。なぜかというと、四十九日よりも後に法要をおこなうと、故人が来世へ行くことに戸惑ってしまうからです。


 また、四十九日が3ヶ月をまたぐことも避けます。なぜなら、「始終苦(四十苦)労が身(み)につく」と言い伝えられているからです。そのため、四十九日は三ヶ月をまたがないうちに、早めにおこないます。


 逆に、四十九日にやらない方が良いことがあります。それが、「正月祝い」「年賀状」「初詣」「結婚式への参加」「お祭り」などの祝い事です。四十九日の間は、これらの行事ごとはできるだけ避けるようにしましょう。



 



5. 四十九日の法要しないとどうなるの?

 

 故人が極楽浄土へ行けるよう、お祈りするための儀式が四十九日法要です。ですから、四十九日の法要をおこなわないと、個人は極楽往生できないのでしょうか?もちろんそんなことは、ありません。でも世俗の社会ではいくつか不都合があります。


四十九日法要を省略するケースはごくわずか


 四十九日法要は「忌明け法要」とも呼ばれ、忌日法要のなかでも重要な法要のひとつです。

そのため、四十九日の法要を行わないという方は極めて少なく、あまり例のないことといえます。

法要は絶対にやらなければならないものではありません。


 しかし、四十九日の法要をしないと、いくつかの不都合を感じることはあるでしょう。

まず、親戚の手前、面目が立たない。


 心理的に故人が成仏しないのではないかと後ろめさを感じなどあるかもしれません。それを覚悟で、四十九日法要を行わないのも選択肢の一つかと思われます。


 ただ、四十九日法要のやりかたがよくわからない、という理由なら菩提寺や葬儀会社の方が相談に乗ってくれますので、積極的に利用すれば良いことです。


経済的な問題


 もう一つ、経済的な問題から躊躇しているのであれば、会食をなくすなど法要を簡略化することで主催者側の負担を減らすことができます。


 大勢を呼ぶのが負担だという場合は、家族やごく親しい方のみを招いて、小規模で行うことも可能です。法要の案内や会場・会食の手配など、法要にはさまざまな準備が必要ですが、少人数であれば負担も最小限ですみます。


 四十九日法要に限らず、法事のあとには会食(お斎)が行われるのが一般的です。この会食を行わないだけでも、法事の負担はかなり減ります。会食も「必ず行うもの」というわけではありませんから。


家族のみで四十九日法要


家族のみで四十九日法要を希望するなら、菩提寺や親族に相談するのが良いでしょう。



併せて読んでおきたい法要についての知識、こちらも併せてお読みください

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6. 四十九日法要の準備

 

 葬儀が終わったら、四十九日法要を行うための準備に取り掛からなければなりません。まずは法要の日取りを決めます。四十九日法要は参列者の都合を考えて土日祝日に開催されることが多いです。死後四十九日目が休日に当たらない場合や都合がつかない場合には当日でなくても構いませんが、日程は後ろにずらすのではなく、可能な限り前にずらすようにします。


日取りを決める


 四十九日は葬儀後に行われる最も重要な法要です。葬儀後に手配を始めますが、お寺や会場、読経をする僧侶や参列者の都合などがあるため、可能な限り早めに依頼します。


会場を決める


 日取りの候補が決まったら、四十九日法要を行う会場を検討しましょう。菩提寺や自宅だけでなく、葬儀会場やホテルなどでも法事のプランが用意されています。まずはお寺に連絡し、お坊さんが手配できて詳細が決定したら、電話や法要案内はがきなどで法要について参加いただく方へご案内してください。


法要を行う場所


 お寺


 先祖代々で引き継がれているお墓がある場合には、菩提寺で行います。お寺を利用すると、一般的に行う法要であれば十分に足りる広さがあり、仏事の専門家がいるため相談などもしやすく安心です。また、寺院にあるものを使用して、不足するものだけを自分で用意すればよいため、費用や準備の手間を軽減することもできます。


 さらに、菩提寺がある場合や、お墓を新たに建てる予定がある寺院で行う場合であれば、法要後の納骨式をそのまま同じ場所で行うことができる点もメリットです。


 自宅


 一般的には、自宅での法要では仏間を使用します。自宅だと、親族や親しい友人のみで小規模に行う場合には慣れた場所で気軽に利用しやすく、別途会場の手配をしなければいけない負担がなくなるのは便利な点です。


 ただし、法要の儀式で必要となる仏壇や卒塔婆、供物台などの用意を自分で行わなければいけません。また、参列者の人数に応じた座布団の準備や駐車場の用意なども必要です。


 セレモニーセンター・ホテル


 セレモニーホールやホテルなどの施設を利用することもあります。会場の広さに選択肢があるため、参列者の人数に合わせた場所を用意することが可能です。


 セレモニーホールであれば、専門の知識を持ったスタッフがいるため、会場の設定や当日の流れ、案内状の手配などといった事前の準備などについても頼ることができます。


 アクセスに便利な場所にあったり、駐車場が十分に確保されていたりする点も便利なポイントです。


会食


 四十九日法要のあとにおこなう会食のことをお斎(おとき)といいます。この手配も忘れてはいけません。自宅で四十九日法要をおこなう場合は、仕出し料理を手配することが多くなっています。お寺や葬儀式場などでおこなう場合は、近くにある料亭などに席を設けるのが一般的です。


 予約をするときには、法要であることを伝えるとそれに見合った料理を出してもらうことができます。必ず「法要である」ことを添えるようにしましょう。


案内状


 案内の出し方


 四十九日法要を行う際、親しい家族・親せきだけで行う場合は電話連絡でも大丈夫ですが、案内状を出すのが丁寧で間違いがありません。


 四十九日法要に故人の親せきや友人を招く場合、先方の都合も考えて1ヵ月前までには到着するように案内状を送ります。


 法要を行う際、施主は引き出物や会食の準備が必要です。出欠を確認するために、案内状に切手を貼った返信用ハガキを添えるか往復ハガキを利用する場合があります。返信の締め切りは法要の2週間前頃にすれば準備の上で安心です。


 四十九日法要の日程が決まった段階で、すみやかに参列者へ案内状を書いて連絡します。四十九日法要の案内状には、書き方のマナーがあります。結婚式など慶事の案内同様、四十九日の案内状にも「。」「、」などの句読点を使わないのが一般的です。句読点の代わりに一文字あけ、行頭を揃えた縦書きで書きます。


 案内状の内容


 案内状の内容についてですが、主に「季節の時候とあいさつ」「故人の氏名」「法要の案内」「法要へ参列して欲しい旨」「法要の日時・場所」「会食の有無」「返信の方法・返信期限」「施主の氏名と連絡先」といった7つのことを書き込むと良いでしょう。


 重要なのは、法要後に会食の席を設ける場合です。その旨を記載し、出欠の連絡をいつまでに欲しいかも明記します。


参列者の範囲はどう決める?


 四十九日法要の参列者は、特にこだわりがない場合は親族全員を招くのが無難です。もちろん故人の遺志で、「家族のみでおこなってほしい」などの希望があれば、そのようにするのが良いですが、そうでない場合は親族全員を招いた方が後々の人間関係で悩むリスクを減らすことができます。


宗教者の手配


 日時の調整と会場の手配と同時に、僧侶に四十九日法要の依頼します。僧侶の予定も合わなければ、四十九日法要をおこなうことはできないため、できる限り早く依頼をするとよいでしょう。


 お墓や納骨堂の準備ができている場合は、四十九日法要と同時に納骨式、納骨法要も併せて相談します。いつもお世話になっている菩提寺がない場合でも、希望の日時と場所に僧侶を手配してもらえるサービスもあります。


 お寺とお付き合いのある方


 菩提寺(ぼだいじ)とは、先祖代々のお墓があり、供養をしてくれているお寺のことです。菩提寺がある場合には、菩提寺に連絡をして、読経の依頼を行いましょう。


 お寺とお付き合いが無い方


 菩提寺が無い場合には、知人縁故からお寺を紹介してもらう方法や、葬儀の際にお世話になったお寺に相談する方法があります。 その他最近では、インターネット上でお坊さん手配サービスを利用される方も増えています。自宅はもちろん、手配したお坊さんのお寺での法要も行えるので、菩提寺がない方には便利です。


 お寺の都合によっては希望日に添えない場合もあるため、1ヵ月~2週間前を目安に寺院手配の予約をすることをお勧めします。


位牌の準備


 四十九日法要では、白木位牌から本位牌に魂を移す「魂入れ」を行います。(※浄土真宗や一部宗派を除く) 本位牌は葬儀社や仏壇店で手配できますので準備しておきます。法要が終わると、本位牌は仏壇に安置しますので、自宅にない場合は準備をしてください。


 仮の位牌である白木位牌から本位牌にする作業は、できるだけ早く依頼しなければなりません。本位牌を依頼すると、1~2週間ほどかかるからです。また、白木位牌から本位牌にするためには、いくつか簡単な手順をふむ必要があります。その簡単な手順を以下で説明していきます。


 まずは、位牌に彫り込む「戒名」「俗名」「命日」「享年」を控えます。また、すでに仏壇を持っている方は、他の位牌の大きさを測っておきましょう。大きさを把握しておくことで、他の位牌と並んだときにバランスが悪くならずにすみます。


 依頼できる準備が整ったら早速、位牌づくりに対応している仏壇店を探します。そして、準備していた位牌へ彫り込む文字の控えをお店の人に渡し、位牌づくりを依頼します。1~2週間ほどで位牌が出来上がったら、受け取りにいき本位牌への変更が可能になります。


納骨の手配


 四十九日法要と合わせて納骨を行うという方も多くいらっしゃいますので、その場合にはお墓の準備も進めておきましょう。また、新しい仏壇は「開眼供養(かいがんくよう)」が必要になりますので、これも四十九日法要のタイミングで行うことが多いようです。


埋葬許可証

 

 火葬場から発行される埋葬許可証が、遺骨を納骨してよいという書類に該当し、納骨に際して、墓地の管理者に提出しておきます。



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7. 四十九日の法要の進め方


開始の時間

 

 四十九日では、まず始めに四十九日法要を行います。法要を開始する時間は午前10時ごろからが多いようです。


席次


 法要では、開始前に故人との血縁関係が近い順から座ります。そして僧侶が着席し終えると開式です。


挨拶


 法要を行う僧侶を迎えて祭壇へ案内し、参列者が揃ったことを確認してから挨拶をしましょう。挨拶の例文は、以下のような短いものでかまいません。


 「本日は、お忙しい中ご参列いただきありがとうございます。ただいまより、故〇〇(故人の名前・続柄・戒名)の四十九日法要を始めさせていただきます。それでは〇〇様(僧侶の名前)よろしくお願いいたします。」


 「本日はお忙しい中をお集まりいただき、誠に恐れ入ります。 ただいまより、故〇〇の四十九日の法要を始めさせていただきます。 (僧侶の方に身体を向けて)それでは△△様(ご住職様)よろしくお願いいたします」


 このとき故人の呼び方は戒名とするのが正式ですが、呼び慣れた(聞きなれた)氏名で紹介しても良いという考えもあります。心配でしたらお寺や住職に確認すると良いでしょう。


締めの挨拶(中締めの挨拶)


 法要が終わったら再び喪主が締めの挨拶をします。始めの挨拶と同様に短くてかまいませんが、法要後に会食の席を設けている場合の挨拶は中締めの挨拶と言います。法要の後に会食がある場合は、挨拶でその案内もしましょう。締めの挨拶の例は以下の通りです。


 「本日はお忙しい中、故〇〇の四十九日法要にご参列いただきありがとうございました。皆様のおかげで無事に法要の儀を行うことができましたことを、心よりお礼申し上げます。

 今後とも、暖かいご厚誼を賜りますようよろしくお願いいたします。また、ささやかではございますが会食の席をご用意いたしましたので、お時間がございます方はぜひおくつろぎいただき、故人の思い出話はなどをお聞かせいただければと思います。

 本日は本当にありがとうございました。」


締めの挨拶


 そろそろお時間となりましたので、これにてお開きにしたいと存じます。故◯◯が亡くなり寂しくなりましたが、どうか今後とも、変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。本日はありがとうございました。


読経と焼香


 施主からの挨拶の後には、僧侶による読経と焼香が行われます。焼香の順番としましては、まず施主から行い、その後に故人の親族等、次に故人の友人・知人という順で行います。


 焼香の仕方については、基本的には右手の親指・人指し指・中指の3本で抹香をつまみ、額に押しいただきます。その後、指をこすりながら香炉の中に落とします。


 これらの動作を1〜3回繰り返し行いますが、回数については宗派ごとに決まりがありますので事前に確認しておきましょう。


僧侶による説話


 読経と焼香の後には、僧侶による説話あります。説話とは、僧侶が法要等の参加者に対しありがたいお話をすることを言います。


 説話の内容については僧侶により異なりますが、基本的には仏法に関するような、身のためになるお話をされることが多いです。


開眼法要


 説話の後には各位牌の閉眼供養・開眼供養が行われます。ここで、閉眼供養とは「故人の魂が宿っていたものからその魂を抜く法要」をいい、一方で開眼供養とは「あたらしいものに故人の魂を宿らせる法要」のことをいいます。


 仏教では、葬儀の時点では白木の仮位牌(かりいはい)に故人の魂が宿るとされています。その仮位牌から黒い漆塗りの本位牌に魂を移すことが、四十九日法要における閉眼・開眼供養の内容といえます。


 仏壇や位牌を新たに購入した場合に行なわれる法要です。四十九日では、葬儀で使用された白木位牌を本位牌に魂を移し替えるため、開眼法要が必要になります。


納骨法要


 骨壷をお墓や納骨堂に納める納骨法要を行います。これは四十九日法要の後に実施されるのが一般的です。しなかった場合でも三回忌までには行なわれます。


 すでにお墓が用意されているような場合には、開眼供養・閉眼供養の後に納骨・お墓参りが行われます。お寺で四十九日法要を行う際にはそのままお墓に向かうことができるので、特に大掛かりな移動をする必要がありません。


お斎(とき)


 すべての法要が終了すると会食が行われます。これはお斎・御斎(おとき)と呼ばれるものです。法要の列席者や僧侶に食事を振る舞い、故人を偲ぶ時間を取ります。


〈会食を始める時の挨拶例〉

「皆様、本日は大変お忙しい中、亡き〇〇(父・母など)のためにお集まりいただきまして誠にありがとうございました。

ご住職様、ご参列の皆様のおかげさまをもちまして、無事に法要(ならびに納骨の儀)を済ませることができました。

なにぶん、急なことでしたので葬儀の際は、至らぬところが多かったと存じます。

失礼をお詫びいたします。 我が家から〇〇がいなくなり、四十日あまりほど過ぎました。

まだ当分慣れることはなさそうですが、遺された私達家族が力を合わせて前に進んでいくことが何よりの供養になるのではないでしょうか。

どうぞこれからも変わらぬご支援ご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

本日はささやかではございますが、忌明けの膳をご用意させていただきました。

お時間に差し支えなければ、ごゆっくりご歓談ください。

本日は、ありがとうございました」


「故人の◯◯(関係性)でございます。本日は皆様お忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。

お陰様で、法要もで無事に終えることができ、◯◯(関係性)も安心していることと存じます。

今日は、皆様と故人の思い出を語らいながら、冥福を祈りたいと思っております。

それでは、献杯のご唱和お願いいたします。献杯。

ありがとうございました。それではどうぞお食事をお召し上がり下さい」


会食をせずに帰る人が多い場合は次のような挨拶を足しても良いでしょう。 「これにてお帰りとなる方につきましては、心ばかりのものをご用意いたしております。お荷物になるかとは存じますが、どうぞお持ち帰りくださいますよう、お願い申し上げます。 本日は誠にありがとうございました」


会食をしない時は、参列者に返礼品と一緒にお弁当や食事のチケットなどを渡すことが多いようです。



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8. 四十九日のマナー


持参品


 四十九日法要の当日には、何を持って行けばいいのでしょうか。中でも欠かせないのが故人の本位牌です。また、数珠やハンカチなど個人で携帯するものと、線香などの寺院・葬祭ホールで用意されているかもしれないものとがあります。事前に持ち込みの有無を確認することをおすすめします。もちろん、僧侶へのお礼も忘れずに持参しましょう。


服装


 四十九日での喪主の服装は、正喪服がふさわしいと言えます。喪主以外の遺族は正喪服もしくは準喪服を着用します。三回忌が終わるまでは遺族は喪服を着用するのが一般的です。


 親族は、三回忌までは喪服や略式喪服を着用しましょう。遺族・親族ともに、七回忌以降は略式喪服や派手ではない平服で参列して問題ありません。



正喪服


 正喪服は正式喪服とも呼ばれ、最も格式高い喪服です。

男性は、和装なら羽織袴、洋装ならモーニングコートを着用します。


 女性は和装なら黒無地で染め抜き五つ紋が入った着物、洋装なら黒のフォーマルスーツです。フォーマルスーツは黒のワンピースかツーピースなどがあります。しかし、いずれも必ず長袖で、スカート丈はくるぶし位のものを着用します。


準喪服


 しかし最近では、和装やモーニングを持つ人が少なくなってきていることや葬儀の簡略化も進み、正喪服を着用している人は少なくなってきています。


そのため喪主や親族など招く立場でも、準喪服でも問題はありません。準喪服の中でも原則として「参列者よりも一段格上」の喪服を着用しましょう。


 喪主も遺族も原則的には喪服着用となります。


お礼状


お礼状の基本的な構成については以下の通りです。

より詳細な例も紹介していますので、参考にしてみてください。


① 頭語(拝啓など)

②葬儀への参列や香典のお礼

③法要を滞りなく終えた報告

④香典返しの品物を贈った旨を伝える

⑤お礼を略儀で済ませることへのお詫び

⑥結語(敬具など)

⑦日付

⑧差出人の名前


●香典返しに沿えるお礼状(戒名あり)

①謹啓ご尊家ご一同様には御清祥の御事とお慶び申し上げます

②さて先般 亡母 〇〇儀死去の際には御多忙中にもかかわらず 御懇篤なる御弔慰を賜わりなお御鄭重なる御香志を賜り 誠に有難く厚く御礼申し上げます

③お蔭をもちましてこの度 〇〇〇〇信女(戒名が入ります) 七七日忌明の法要を相営みました これ偏に皆様の御陰と深謝いたす次第でございます

④つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたしましたので 何卒御受納下さいますようお願い申し上げます

⑤早速拝趨の上御礼申し上げるのが本意で御座いますが書中をもって

⑥失礼乍ら謹んで御挨拶申し上げます 敬具

⑦令和〇年〇月 ⑧〇〇 〇〇(喪主の名前)


●法要の引き出物に添えるお礼状

①拝啓 ご尊家ご一同様には御清祥の御事とお慶び申し上げます

②亡母〇〇 儀四十九日法要に際しましては御多用中のところを遠路お運び頂き 誠に有り難く厚く御礼申し上げます

③お蔭をもちましてこの度四十九日法要を滞りなく済ませることができました ご厚情に感謝申し上げますと共に今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます

④つきましては 偲び草のしるしまでに心ばかりの品をお届けいたしましたので何卒御受納下さいますと幸甚に存じます

⑤早速拝眉の上御礼申し上げますべき筈のところ

⑥略儀典礼ながら書中をもちまして謹んで御挨拶申し上げます敬具

⑦令和〇年〇月

⑧〇〇 〇〇(喪主の名前)


四十九日のお布施


 お布施に決まった相場というものはありませんが、失礼のないようにするには実際にいくら包めばよいのか、悩まれる方も多いと思います。


 地域性やお寺との関係も影響してきますが、法要のお布施の一般的な相場は葬儀の際の10分の1ほどと言われています。 もし金額について心配な場合は、葬儀と法要の打ち合わせの際に葬儀社やお寺に確認するといいでしょう。


 法要後に僧侶が会食にご一緒しない場合は御膳料を、また会場が僧侶のお寺と別の場合はお車代(いずれも5千〜1万円程度)を同時にお渡しします。



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9. 香典返し


香典返しとは


 法要への参列に対するお礼の意味を込めた、参列者への手土産です。「引出物」と呼ばれることもありますが、この2つは異なります。


香典返しと引出物(返礼品)の違いは?


 引出物は「お供え」のお礼、香典返しは「香典」のお礼です。

四十九日法要で用意する引出物は、四十九日法要に出席する方からもらった「お供え」へのお礼にあたります。お供えとは、法要に参列する際、香典とは別に故人への供養の気持ちを表すものとして持参するものです。


 それに対し香典返しは、通夜や葬儀、その後四十九日までの忌中にもらった「香典」へのお礼です。

香典とお供えを両方いただいた方には、法要後に引出物と香典返しの両方を渡します。通夜・葬儀で当日返しをしている場合は引出物だけですが、高額の香典をもらった場合は、四十九日に改めて香典返しを用意することもあります。



香典返し、引出物にはどんなものを選べば良い?


 香典返し引出物に向いている品物


 食品や消耗品など、すぐ使ってなくなってしまうものが好ましいとされます。これは、香典返しに「不祝儀を残さない」という考え方があるからです。そこで、お茶やコーヒーといった「食べたらなくなるもの」を選ぶのが一般的です。これに加えて、相手がいつ食べるか分からないので、「日持ちのいいもの」「常温保存ができるもの」を選ぶと良いでしょう。


 果物も喜ばれますが香りの強いものは避けましょう。また、桃などの傷みやすいもの、果汁が出やすいものは引出物には向きません。参加いただく方々へ配慮して皆さんに受け入れやすいお品選びをしてください。


 また、祝いごとや神事のお供え物として主に慶事で扱われることの多い日本酒、昆布や鰹、紅白のものなども不向きです。法事の引き出物につけるのし紙は、通「外のし」が一般的です。


 食べ物以外であれば、高級感のあるものやこだわりを感じられるものを選ぶと喜ばれます。例えばタオルなら今治タオルや高級ブランドのもの、お菓子であればあまり手に入らない特別感のあるものなどがおすすめです。


 参列者のほとんどが自動車で来られるのであれば別ですが、持ち帰りやすさに配慮して、軽くてコンパクトなものを選ぶようにします。最初から小分け包装されていないお菓子や、過度に重たいものは避けたほうが無難です。


 他には、どの家庭でも常備されているような石けんや洗剤などの日用品も年齢性別問わず使用しやすいため重宝されます。ただ、どこの家庭にも日用品はあるので、素材にこだわったものを贈ると相手はより喜んでくれるでしょう。


 香典返し、引出物の相場


 香典返しの金額の目安は、一般的にいただいた香典の半分から三分の一ほどです。例えば、10,000円の香典をいただいたら、3,000円~5,000円分の香典返しをします。ただし、これはあくまで目安です。法事で頂く香典の金額に関わらず同じものを参列者にお渡し、特に高額の香典を頂いた場合は、四十九日に改めて香典返しを用意する。


 四十九日法要では法要後にお斎も振る舞うことが一般的であるため、その会食にかかる費用も踏まえて実際には2,000~5,000円程度とされています。


 また、香典返しの数の目安ですが、香典一つにつき香典返しも一つです。そのため、参列してくださった人数と香典返しの数が同じになることはめったにありません。


 カタログギフト


 最近では、荷物がかさばらないようカタログギフトを用意するケースも増えています。

何を選べば良いか迷ってしまう場合には、商品券やカタログギフトにしても良いでしょう。受け取った人の好みで好きなものを選んでもらうことができます。


感謝のあいさつ状


 葬儀でいただいた香典に対する後返しを四十九日法要の翌日に届くように手配します。法事の引出物(返礼品)や香典返しには、手渡しか宅配かに関わらず,感謝の気持ちとご挨拶を兼ねて、お礼状や挨拶状を添えるのが礼儀です。喪中はがきなどと同様に法事のお礼状や挨拶状にもマナーがありますので押さえておきましょう。


 そちらへ挨拶状を添えます。たいてい業者が用意していて、例えば、以下のようなものです。


〈例文〉 謹啓 皆様にはお健やかにてお過ごしのこととお喜び申し上げます

先般〇 〇〇〇〇永眠の際は御懇篤(ごこんとく)なる御弔詞(ごちょうし)をいただきかつまた御丁重なる御供物を賜り御芳志(ごほうし)のほど誠に有難く厚く御礼申し上げます

本日 戒名 △△△△△△△ 七七日忌の法要を相営みました

就きましては供養の印までに心ばかりの品をお届け申し上げましたので なにとぞ御受納くださいますようお願い申し上げます

まずは略儀ながら書中をもって謹んで御挨拶申し上げます

敬白


 例文にある「七七日忌(しちしちにちき・なななぬかき・なななのかき)」が四十九日を指します。この挨拶状で「忌明け法要が無事に済みました」という報告と感謝の気持ちを伝えます。


 お礼状やあいさつ状を書く際のルールとしては、喪中はがきや他のあいさつ状と同じように句読点を使いません。またお礼状やあいさつ状は基本的には縦書きです。その他に重ね言葉を使わない、季節の挨拶は入れない等があります。


 句読点に関しては「葬儀や法事が滞りなく流れるように終わりますように」と言う意味合いが込められているためとされています。理由としてはいくつかありますが、句読点が生まれた当時は、句読点を多用するのは目上の人に失礼と考えられていたそうです。


 ちなみに、慶事の挨拶状においては句読点で文章を「区切る」、「終わらせる」のは縁起が悪いので避けるべきとされています。




 


10. 香典返しの注意点


お返しはいつ渡せばいい?


 引き出物と香典返しをお渡しするタイミングとしては、忌中は避け、忌明けに行います。期間としては忌中が明けて翌日以降から1ヶ月以内を目処に行うのがよいでしょう。もし大幅に遅れてしまった場合はお詫びの文章を追加します。


 四十九日法要でお返しを渡す場合、会食が行われるのであれば会食が終了する前に渡します。会食がない場合は、法要後に渡しましょう。また、法要を欠席された方が香典やお供えを送ってくださった場合は、その方にも御礼の品を手配しましょう。


 また、読経をしてくださったお坊さんにも法事の御礼の品をお渡しすることがありますので、手配する数に加えておきます。


香典返しののし紙


 香典返しをするときには、のしのないかけ紙をかけます。これは、のしがお祝い事などのめでたいときに使われるものだからです。そのため、弔事には水引のみが印刷されたかけ紙を使うのです。誤ってのし紙をつけないように気をつけまししょう。


 返礼品には、同じようにかけ紙をかけます。かけ紙には、「黒白結びきり」または「黄白結びきり」の水引きを使用します。上の部分には「粗供養(供養をいただいたことに対するお返しの粗品という意味、主に関西)」または「志」と記し、下部には施主の名前を書きます。



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11. 四十九日に納骨をする場合


納骨を行うために必要な準備

 

 納骨とは、火葬したお骨を入れた骨壷をお墓や納骨堂などに納めることをいいます。ここでは納骨を行うにあたり、そのタイミングや準備・用意すること、葬儀社やお寺に確認することをご紹介します。


納骨を行うタイミング


 「四十九日の法要と同日に行う」「四十九日の法要を過ぎてから行う」「四十九日のときには納骨しない」など、まずは納骨を行うタイミングを決めましょう。一般的には四十九日の法要と同じタイミングに納骨を行いますが、お墓を新規購入するまでに時間がかかっているなど、様々な理由により四十九日法要と日をずらして納骨を行う場合があります。


 いつまでに納骨をするという決まりは特にありませんが、一周忌までに納骨するのが一般的です。


必要書類を準備する


 納骨を行うためには「埋葬許可証」が必要となります。死亡届を提出すると、市町村役場から「火葬許可証」「埋葬許可証」等の許可証が発行されます。納骨法要には、埋葬許可証を持参しなくてはなりません。事前に必要となる書類を確認しておきましょう。


葬儀社やお寺に確認する


 葬儀社やお寺に納骨式の日程を伝え、僧侶の都合を確認します。納骨を身内だけで行うことも多いのですが、もし納骨式を四十九日の法要と同日に行う場合にはその旨を伝え、費用も確認しましょう。納骨堂に納骨する場合には、日程を伝え、費用と準備するものを確認しておきましょう。


 また納骨に際し、骨壷のまま納めるケースと、骨壷から専用袋に移し変えるケースがありますので、必要な準備をお寺や葬儀社などに必ず確認して下さい。


墓地の準備や用意をする


 墓地に納骨する場合には、先祖代々の墓地に納骨する場合と、新しい墓地を用意する場合があります。最近では墓地、納骨堂のほかに樹木葬や海上散骨などの選択肢があります。


 新しい墓地を用意する場合には、「開眼供養=かいがんくよう」という儀式を行います。一般的に開眼供養は納骨式と同じ日に行うことができるところもあります。


 また、墓地の準備が四十九日に間に合わない場合には、墓地の準備ができるまでの「期限付き」の利用として一旦納骨堂に納める「期限付き納骨」をすることも可能です。



 


12. 四十九日法要にかかる主な費用

 

 四十九日法要は規模が大きいだけに、かかる費用が気になるところです。法要にどれだけの費用がかかるのか、会場費や会食費、僧侶へのお布施代などについてご紹介します。


会場の使用料


 会場を自宅にするか、お寺を借りるか、ホテルや霊園などで行うかによっても費用は違います。法要を自宅以外で行う場合は、会場費(会場利用料)が必要になります。


 お寺で行う場合、お布施に含めている場合や別途使用料を払う必要がある場合など、お寺によって様々です。


 ホテルや霊園などで法要を行う場合、参加者の人数や会場のグレードによって料金は大きく異なってきます。またホテルによっては、会場費は無料、または食事代に含まれることもあります。


僧侶へのお布施


 お布施の相場


 お寺に頼む場合、法要にかかる費用として読経を行う僧侶への読経料があります。読経料はお布施というかたちでお渡しします。


 四十九日法要のお布施は葬儀の際の1割程度、30,000円~50,000円が相場とされています。また、それとは別にお車代として5,000円~10,000円、会食がない・僧侶が食事を辞退された場合には5,000円~10,000円の御膳料を支払います。


 四十九日法要では位牌や仏壇、お墓の準備も必要のため、お布施の準備まで手が回らなくなる可能性があります。四十九日法要は故人にとっても大切な儀式ですから、不足するものがないよう、きちんと準備ししておきましょう。


 最近では、一周忌・四十九日法要などのお坊さん手配を、全ての宗教・宗派で一律の料金で提供してサービスなどもあります。


 お布施の表書き


 四十九日のお布施の書き方は、原則として葬儀の場合と変わりません。書き間違えても大丈夫なように、お布施袋の予備を用意しておきましょう。


 お布施袋は量販店で売っているもの、もしくは無地の封筒を使用してもかまいません。無地の封筒を使用する際は、郵便番号欄のないものを選びましょう。文字を書く時は濃墨濃い筆ペンを使用します。


 表書きには中央上部に「御布施」と書きます。市販のお布施袋にははじめから書いてある場合もあります。その下に名前をフルネーム、もしくは「〇〇家」と記入します。


 お布施袋の裏書き


 金額を書く時は旧字体の漢数字を使用するを書きます。住所を書いた左側にお布施の金額を記入しますが、頭に金を付け「金壱万円也」というふうにします。


金額を書く時は旧字体の漢数字を使用する

お布施袋の多くは縦長のため、文字を書く際は縦書きが無難です。また、金額を記入する際は、壱、弐、参のような旧字体の漢数字を使用します。



会食費用


 会食費の相場は1人当たり3千円から1万程度となっています。自宅で法要を行う場合は、会食用としてお弁当を用意するケースもあります。


 またホテルなどで法要を行う際、料理のコースやグレードによって会食費は大幅に上下しますので、参加者の人数や予算に応じて適切な価格を決めるようにしましょう。

会食を行わない場合、持ち帰り用として引き出物と一緒にお弁当を用意することもあります。



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13. まとめ


 いかがだったでしょうか。四十九日法要について、お分かりいただけたでしょうか。まとめとして、要点をQ&Aけいしきでまとめてみましたので、ご覧ください。


Q:四十九日とは?

A:四十九日(七七日)とは、仏教の考えかたで「極楽浄土に行けるか否かの判決が下される日」のことをいい、故人の次の世が決まる日です。


Q:四十九日法要を行うのはいつ?

A:四十九日の日に行うのが良いですが、難しい場合は四十九日以前の近い日に前倒しするのがしきたりで、後には行いません。一般的には四十九日直前の土日に多く行われています。


Q:四十九日法要は誰まで呼ぶべきなの?

A:故人の遺志で、「家族のみでおこなってほしい」などの希望があればその意向に沿うのが良いですが、四十九日法要の参列者は、特にこだわりがない場合は親族全員を招くのが無難です。


Q:四十九日法要までに準備することは?

A:日取り・会場・僧侶・会食の手配・参列者への連絡・本位牌への変更・香典返しの準備などがあります。


Q:四十九日法要のお布施の相場は?

A:四十九日法要のお布施の金額相場はおよそ30,000円~50,000円です。その他にお車代や御膳料も用意しておく必要がありますが、多くても合計で100,000円程度だと考えておきましょう。


Q:四十九日法要に参列する際の服装マナーは?

A:四十九日法要では、施主・遺族は正式な喪服を着て、参列者よりも軽い服装にならないようにします。参列者に関しては、男性がスーツ、女性がワンピースやスーツ、アンサンブルを着ます。


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