【葬儀】知らないと恥ずかしい通夜・告別式のマナー(1)

更新日:9月16日


通夜葬儀イメージ写真

 あなたは社会に出て日が浅く、社会的儀礼の場でのマナーについて自信がないと感じていませんか。たとえそうでなくても、知らず知らずのうちに人に笑われているマナー違反を犯しているかもしれません。

 

 ちょっと想像してみてください。あなたはお世話になった大学時代の恩師の葬儀に参列します。式は仏式です。普段のビジネススーツ姿で出向き、コンビニで買った「お花料」と表書きされた香典袋に千円札一枚を入れて、住所・氏名も書かずに受付に出します。焼香の番が回ってきましたが、遺族に一礼することなく進み、柏手を打って戻ってきました。


 これは極端な例かもしれません。でも、あなたも知らず知らずのうちに通夜・葬儀の場でここに挙げているようなとんでもないマナー違反をしでかして、恥をかいているかもしれませんよ。

(上記の例では赤文字の部分が重大なマナー違反です。詳しくは本文で)


 

目次


1.弔問

1-1. 故人との対面マナー

1-2. 服装

2. 通夜・告別式の参列マナー

2-1. 香典持参のマナー

2-1-1. 香典の包み方・渡し方のマナー

2-1-2. 香典の金額の目安

2-2. 宗教による通夜・告別式の違い

2-3. 通夜・告別式の服装

3. 通夜に出席する

3-1. 通夜式の流れ

3-2. 通夜会場でのマナー

3-3. 通夜ぶるまい

3-4. 出席すべきか迷った時は


 

 ついこのあいだまで、学生だったから。身近に亡くなった人がなく、葬儀に参列したことがないから。誰も教えてくれなかったから、といって許してもらえるものではありません。あなたはすでに立派な社会人。お通夜や、葬儀の席でのあなたの振る舞いで、あなたの評価はガタ落ちかもしれません。


 弔いが簡略化によって規模が小さくなり、通夜や葬儀に参加する機会も少なくなってきているのも事実です。だからと言って、死者を弔い、遺族を慰めいたわることは、古臭いしきたりにすぎないとは言えません。これらは、社会生活を営む上も、社会儀礼上でも、欠くことができないとても大切なものです。


 さあ、社会人なら知っておくべき、知らないで済まされない最低限の通夜・葬儀・告別式のマナーを学びましょう。



 


1. 弔問


 弔問とは、訃報をうけてからご遺族宅を訪ね、お悔やみの言葉を述べることです。訃報を受けたからといって、近親者やよほど親しい間柄でなければ、すぐに弔問に駆けつける必要はありません。もし駆けつけるなら、最低限のマナーを守りましょう。


 やむを得ない場合には、弔問に代理を立てることもできます。代理人として弔問する場合は、自分が代理人であることと、本人が弔問に来られなかった理由を遺族側に伝えましょう。


 代理人を立てずに電話でお悔やみを伝えるのもマナー違反ではありません。ただし、立て込んでいるのに特定の遺族を呼び出すようなことは控えて、電話に出た方に弔意を伝えるようにしましょう。



1-1. 故人との対面マナー

 

 弔問の際に、遺族が故人とのお別れの対面を勧めることがあります。そのような場合は「ありがとうございます。お別れをさせていただきます」と申し上げて対面をしましょう。対面時には故人に無理にお声がけする必要はありません。


なお、対面は自分から求めるようなことはしないのがマナーです。


1-2. 服装


 訃報を受けてできるだけ早く駆けつけるのが弔問ですから、通夜前であれば平服で構いません。会社から直行する場合には、着替えるいとまはないでしょうが、派手すぎない服装を心がけましょう。女性の場合は結婚指輪以外のアクセサリー類は外しておきます。化粧もできるだけ薄めにして訪問しましょう。


1-3. お悔やみの言葉


 弔問の際には、まず玄関先でお悔やみの言葉を伝えます。お悔やみの言葉は、故人の死を悼み悲しむ気持ちをこめて、遺された人々に対して述べるものです。


 弔問客と遺族が言葉を交わす場面はとても短いので、短い挨拶で「お悔やみ」の気持ちを、端的に伝える必要があります。お悔やみに必要以上の言葉は不要です。また、死因など立ち入ったことを聞くなどは慎むこと。むやみに長居することも避けましょう。


 お悔やみの言葉にも、相手によって使い分けるべきです。具体的多例を紹介していますので、こちらの記事を参考にしてください。


 【友人の訃報】知っておくべき3つのこと。弔問、お通夜・葬儀で恥をかかないために?

 2. 弔問の仕方 2-1. お悔やみの言葉

 


2. 通夜・告別式の参列マナー


2-1. 香典持参のマナー


 香典は通夜か葬儀の時に持参するのが一般的です。あまりに早すぎるのはマナー違反です。特別な理由で、どうしても通夜や葬儀に参列できそうもない場合には、香典を郵送しても失礼にはなりません。


 2-1-1. 香典の包み方、渡し方のマナー


 香典は、半紙や特別な和紙で包み、黒白か双銀(そうぎん)という銀一色の水引を結び切り出かけるのが正式な作法です。最近は市販の不祝儀袋を使用するのが一般的です。


 (結び切りとは、水引を細結び(堅結び)にしたもので、一度結ぶと解けません。 「二度と繰り返さないでほしい」という想いが込められており、弔事全般に用います)


 不祝儀袋の形式は仏式、神式、キリスト教式によって違います。気をつけて選びましょう。


仏式

水引:黒白または双銀の切り結び

表書き:御霊前・御香典など

贈る時期:通夜または葬儀の際に持参


 神道式

表書き:御玉串料・御香典など

贈る時期:通夜または葬儀の際に持参


神道式の通夜葬儀のマナーについては、こちらに詳しく解説していますので併せてご覧ください。 【葬儀】知らないと恥ずかしい通夜・葬儀の参列マナー(3) 神道式通夜葬儀のマナー


 キリスト教式

袋:花、十字架のついた専用の袋

表書き:お花料・御花料・御ミサ料(カトリックのみで使用)など

贈る時期:通夜または葬儀の際に持参


中包みの書き方

 実際にお金を入れる中包みの表面の中央に金額を書きます。裏面の左下に住所・氏名を書きます。市販のもので、住所欄・氏名欄などが印刷されていれば、それに従います。


 仏式の不祝儀袋場合「御霊前」は葬儀の際、「御仏前」は法要の際と使い分けます。


渡し方のマナー

 不祝儀袋はむき出しのままで持参するのは失礼になります。できれば地味な色の袱紗(ふくさ)に包んで持参します。袱紗がない場合は小さな風呂敷かハンカチに包みます。受付で渡す時には、表側を上にして開き、表書きの名前を相手側に見える向きにして差し出します。



 2-1-2. 香典の金額の目安


 香典の金額は個人との関係性、親しさの程度、故人や送る人の社会的地位などによって異なります。 土地の慣習などによっても違うのです。ここに記載する金額はあくまでも目安と考えてください。


  • 友人・知人1万円未満

  • 職場関係1万円未満

  • ご近所1万円未満

  • 恩師などお世話になった方1〜3万円未満


社葬に参列する場合についても含めて、香典の相場については下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

【家族以外の香典の相場】友人への香典・友人の家族への香典の相場は?法事にも香典は必要?



2-2. 宗教による通夜・告別式の違い


 故人の宗教によって通夜、告別式の内容は違います。宗派によって様々ですが、ここでは一般的な作法をご紹介します。 ●焼香(仏教)

①両側(遺族・親族)と僧侶に会釈をして、焼香台に近付く ②遺影に合掌し、抹香を右手の親指、人差し指、中指でひとつまみして、左側の香炉に静かに落とす(宗派、状況によって作法が異なるので、迷った場合は会場のスタッフなどに確認しましょう) ③再び遺影を見て合掌 ④少し下がり、両側の方、僧侶に会釈をして帰る ●玉串奉奠(神道)

①神官から渡された玉串(たまぐし)を受けとる ②右手が根元、左手に葉が来るように胸より高い位置で持ちそのまま祭壇に進む ③玉串を持ち上げるようにして一礼 ④玉串の根元が自分の方に来るように右へ90度回し、次に左手を枝の方に右手を葉に持ち替えてさらに右へ180度回す ⑤根元を祭壇に向けて供える ⑥二礼・二拍手(音は立てず忍び手で)一礼して帰る


神道式の通夜葬儀のマナーについては、こちらに詳しく解説していますので併せてご覧ください。 【葬儀】知らないと恥ずかしい通夜・葬儀の参列マナー(3) 神道式通夜葬儀のマナー

●献花(キリスト教、その他

①花を左に茎が右になるように持つ ②献花台の前で一礼、花が手前に来るよう時計回りで回し、茎が遺影に向くよう献花台に置く ③遺影に一礼または黙祷をして帰る  焼香や献花の作法は、慣れないことで上手にできないものですが、一番大切なことは亡くなった方の御冥福をお祈りすること。手を合わせた時や一礼した時に心をこめましょう。



2-3. 通夜・告別式の服装


 通夜・告別式での服装でもっとも大切なのは『故人への哀悼の意を表す』という点です。それをふまえれば、通夜・告別式にふさわしい服装は「喪服」ということになります。とはいっても、「喪服」の種類も多種多様で、頭の先から爪先まで何をどう選べば良いのか、悩むところです。特に女性の場合は、アクセサリーや、お化粧に至るまで気を遣うことが多いと思います。


 また、通夜の席では地味であれば平服でもよいと言われることもありますが、どの程度までなら許されるか分かりにくいところです。


 そんな悩みについて、「【友人の訃報】知っておくべき3つのこと。弔問、お通夜・葬儀で恥をかかないために?」の 3-2. お通夜・葬儀における服装マナーで詳しく解説していますので、参考にしていただければ幸いです。




 


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3. 通夜に出席する

 

 通夜はもともと、親戚やごく親しい人たちが集まり、夜通しで遺体に付き添い、故人との別れを惜しむためのものでした。そのため、一般の弔問客が通夜に参列することはなく、葬儀や告別式に参列することが通常でした。ところが現在では、親族などが夜通し故人のそばに付き添いますが、1時間程度の通夜式を行うことが多くなり、葬儀や告別式と同じように一般の弔問客を受け入れるようになっています。


3-1. 通夜式の流れ


 通夜式とは、通夜の際に、僧侶にお経をあげていただき、参列者による焼香が行われるものです。

開式の30分前ごろに受付を開始し、18時ごろから式が始まります。読経、焼香、法話、喪主の挨拶といった流れで進み、会食の席である「通夜ぶるまい」が行われます。開始から「通夜ぶるまい」までの3時間程度で閉式となるパターンが多いようです。


3-2. 通夜会場でのマナー


 もちろん遅刻は厳禁ですが、あまり早すぎても迷惑になります。開始10分くらい前に到着するようにしましょう。


 受付でお悔やみを述べて、香典を差し出します。会場に入る際は先客に一礼してから入ります。席次が決められている時はそれに従い、決められていなければ先着順に着席します。


3-3. 通夜ぶるまい

 

「通夜ぶるまい」とは弔問客に対する謝意と、故人の供養のために食事がふるまわれる席です。必ず参加しなければならないものではありませんが、遺族などから誘われた時は少しでも口につけるようにします。お酒をふるまわれることが多いのですが、宴席ではないので飲み過ぎては目を外すようなことは厳禁です。お酒を飲んでいなくても、故人と関係のない話をしたり、大声を出したり、笑い声を出したりすることは慎みましょう。


3-4. 出席すべきか迷った時は

 

 一般の弔問客が通夜式に参列するようになったのにはいくつか理由があります。まず通夜式は短時間のため参列者が集まりやすいこと。身内や親しい人に限らず、日中に来られない人も参加できることが挙げられます。


 では、通夜に参列すべきか葬儀・告別式に参列すべきか、迷った時にはどうすれば良いのでしょうか。これは第一に遺族の意向に従うことです。遺族から葬儀・告別式の日程だけを知らされた場合には、通夜には参列せず、葬儀・告別式に参列します。通夜の連絡を受けた時は、通夜に出席し、葬儀・告別式にも参列します。


 通夜に招かれていないが、事情によって葬儀・告別式に参列できない場合は、通夜に出席します。もちろん、あらかじめ遺族に連絡を入れ、通夜に出席するようにしましょう。



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