【コロナ禍の葬儀】葬儀の中継を案内された時の参列マナー
更新日:2022年10月5日

オンライン葬儀(リモート葬儀)とは、実際の葬儀会場に遺族や宗教関係者(送料・牧師・神父・神官)が集まり、それ以外の参列者は遠隔地からパソコン、スマートフォン、タブレットなどを利用して参列し、会話などもできる葬儀形態のことです。
葬儀のお知らせの一斉送信からはじまり、葬儀会場からのインターネットを通じたライブ配信で遠隔からも参列ができ、香典や供花・供物もオンライン決済で済ますなど、ほぼ全てのことが顔を合わせずに済ませることができるものです。
新型コロナウイルスの流行によって注目され始めたオンライン葬儀ですが、マナーについては現在のところはっきり定まっているわけではありません。とはいっても「オンライン葬儀に参列を求められたらどうすれば良いの?」と不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、ここでは従来からの葬儀のマナーを踏まえて、オンライン葬儀のマナーとして考えられることをご紹介いたします。
目次
1.オンラインで参列するには端末が必要
2.オンライン葬儀の香典
3.参列時の服装
4.ネット回線や端末に関する注意
5.香典や供花について
1.オンラインで参列するには端末が必要
オンラインで葬儀に参列するためには、動画を閲覧することのできるパソコン・スマートフォンなどの端末が必要です。あわせてインターネットにアクセスできる環境も必要となります。
次に、オンラインの参列者各自がZoom、LINE、Skypeなど葬儀社指定のウェブ会議ツールを利用できるように登録や設定しておきます。
オンライン葬儀の配信前に、登録やリンクの共有など、次のことを完了させておきましょう。
リンクの共有やログインする為のIDやパスワードを入手することです。事前に主催者側から連絡があるはずですので、確認しておきましょう。
端末にアプリケーション(Zoom、LINE、Skypeなど)が入っていなければ、インストールを行います。
葬儀社独自のオンライン葬儀システムを利用するケースでは、リンクの共有が必要となる場合もあります。いずれの場合でも、インターネットを利用できる環境に身を置いていただくことが必要です。
2.オンライン葬儀の香典
香典の渡し方
オンラインでのライブ参列の場合でも、参列するのであれば香典は送ります。ただし、喪主から香典辞退があった場合は従うようにしましょう。(香典辞退の連絡を受けた時は、供花・供物を送ることができるかも確認しましょう)
オンライン葬儀サービスを使う場合には、サービスに沿って決済までできるのがほとんどです。オンライン決済の手段を持っていない場合は、現金書留で郵送するという手段を取ります。
香典は現金で遺族のもとに届けられるのではなく、葬儀費用に充当する形をとるところが多いようです。葬儀にかかった費用から香典分が差し引かれた金額が、後日喪主に請求されるのです。
オンラインシステム上で香典を授受できない場合には、現金書留の利用も選択肢のひとつです。供花についても電話やメールを利用して葬儀社に依頼しましょう。
オンライン葬儀サービスでは、香典のオンライン決済に対応している場合もあります。
香典の相場
オンライン葬儀でも香典相場は通常と変わりません。
・祖父・祖母の場合
10,000〜50,000円程度(年代により異なります)
・親の場合
30,000〜100,000円程度(ただし、年齢によっては100,000円以上)
・兄弟・姉妹の場合
30,000〜50,000円程度(年代により異なる)
・伯父(叔父)・伯母(叔母)の場合
10,000〜30,000円程度(年代で異なり、関係性が深ければ金額も増えることがある)
・その他の親戚・親族の場合
3,000〜30,000円程度(年代で異なり、関係性が深ければ金額も増えることがある)
・甥・姪(普段の親交の深さによっては金額が増えます)
10,000〜50,000円程度(年代で異なり、関係性が深ければ金額も増えることがある)
・友人・知人の場合
5,000〜10,000円程度(年代で多少異なります。過度に高い金額は控えましょう)
・友人の親
3,000〜10,000円程度(年代で多少異なります。過度に高い金額は控えましょう)
・恩師・先生
3,000〜10,000円 (年代により多少異なります。過度に高い金額は控えましょう)

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3.参列時の服装
参列者が映る場合
遺族側からも参加者の映像が見られる場合や、故人への供養の気持ちを考えれば喪服を着用することが望ましいといえます。
オンライン葬儀における参列者の服装はケースによってさまざまです。喪服が故人様への弔意を示す服装であるならば、誰からも見られていないとしても、喪服を着用して参列するのが望ましいでしょう。その場合、男性はブラックスーツ、女性はアンサンブル、ワンピースなどが一般的な服装です。
とは言っても、実際には自宅や病院、介護施設などにいながらの参列となる方が多いでしょう。ライブ配信も一方的なものが多く、アーカイブ動画をあとから見直すという人も多くいます。参列者側の姿が映し出されることがないのであれば、絶対に喪服でなければならないということはありません。
背景にも配慮する
もしも参列者の姿がオンライン葬儀の画面に映し出されるのであれば、服装と併せて葬儀の場に相応しくないものが映り込まないように配慮しましょう。洗濯物や放送中のテレビ画面など部屋の様子などが写り込まないように注意してください。
4.ネット回線や端末に関する注意
参列者側の様子も葬儀会場に届ける場合には、マイクのオン・オフの注意と音量設定への配慮も重要です。
またZoom、LINE、Skypeなどを利用する場合、相手に表示される登録者名が葬儀の場に相応しいかどうか確認し、必要に応じて変更をしておくと良いでしょう。通称、あだ名、ローマ字表記は避けた方が無難です。
5.供花や供物について
葬儀社独自のシステムによってオンライン葬儀が行われる場合には、システム上で供物や供花の受付ができることもあります。香典辞退の連絡を受けた時は、供花・供物を送ることができるかも確認しましょう。
オンライン葬儀を希望すると、葬家別の専用ホームページが開設され、この中で香典の差し出しだけでなく、供花や供物の申し込みが可能となります。
香典や供花・供物の代金はクレジット決済で支払われます。香典は現金で遺族のもとに届けられるのではなく、葬儀費用に充当する形をとるところが多いようです。葬儀にかかった費用から香典分が差し引かれた金額が、後日喪主に請求されるのです。
オンラインシステム上で香典を授受できない場合には、現金書留の利用も選択肢のひとつです。供花・供物についても電話やメールを利用して葬儀社に依頼しましょう。

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