【訃報】家族葬の事後報告|トラブルを避ける伝え方|しのぶば



社会環境の変化や昨今のコロナ禍の影響で、家族葬で大切な人を送る遺族が多くなりました。ですが、葬儀への参列をご遠慮いただく方へ、その後の関係性を壊さないようにしながらいかに訃報を伝えるかは、遺族にとって悩ましいところです。


今回は、家族葬をご検討されている方に気をつけていただきたい、訃報のタイミングや手段・内容についてお伝えしたいと思います。ケース別に使える例文も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。


 

目次

1. 家族葬の増加

2. 家族葬とは

3. 家族葬の問題点

4. 報告の仕方

4-1. 訃報を伝える順序

4-2. 会社や職場などへの連絡は事前が必須

4-3. 家族葬の報告は事後が多い

5. 事後に報告するタイミングは?

6. 事後報告の仕方

6-1. 誰に

6-2. 手段・方法

6-3. 内容

6-4. 例文

6-5. 書面での事後報告の注意点

7. 家族葬の事後報告後の対応

8. まとめ


 


1. 家族葬の増加


有名人・著名人の死がしばらく伏せられ、ある程度の時間が経ってから、葬儀は家族のみで執り行っていたことを、マスコミを通して世間に知らされた。あなたもそんなケースを聞いたことがあると思います。


● 葬儀の簡素化、規模の縮小という時代の流れ

● 遺族に負担をかけたくないという故人の意志

● 義理やしきたりなどで形式的で形骸化した葬儀にしたくない故人や遺族の意志

● コロナの影響で通常の葬儀を執り行うことが難しい


最近は、上記のようなさまざまな理由から、有名人に限らず一般人の葬儀でも家族のみで執り行う家族葬が増えています。


家族葬は少人数でアットホームにしたいということで参列者を限定するものであって、必ずしも家族だけに限定するものではありません。特に親しかった友人など参列してもらう葬儀の形態として、家族葬が選ばれています。



 


2. 家族葬とは


本題に入る前に、そもそも家族葬とはどのような葬儀なのか、簡単にご説明します。冒頭にも触れた通り、家族葬は、ご家族を始めとする親しい方々のみで執り行われる葬儀です。言い換えれば、ご参列いただく方を限定して行う葬儀ということになります。


葬儀の手順や内容は、参列者の数を除いては一般の葬儀と大きな違いはありません。ただ、お通夜を執り行わず、葬儀のみを1日で終わらせるケースも多いようです。


先に述べたように、「家族」とあることからご家族のみでおこなうご葬儀と思われがちですが、親族はもちろん、故人が生前親しくしていた友人や会社の方などが参列することもよくあります。親しい人々が少人数で集って行う葬儀のため、一般葬に比べて参加者の心に残る式になることが多いようです。



 

3. 家族葬の問題点


そもそも家族葬とは、ご家族・親族や親しい方々のみで行われるご葬儀。言い換えれば、参列者を限定して行う葬儀です。


故人とゆかりのある方全員に参列していただく一般的な葬儀と家族葬が大きく違うのは、家族や特に親しかった方のみが参列して行われことです。


そこで、家族葬では故人が亡くなったことを、誰にどのタイミングでお知らせするかが一番の問題になります。親戚、友人、知人にいつお知らせするのが良いのか、また職場への連絡はどうすればよいか、など疑問に思われている方が多いようです。


最期のお別れをすることのできない方の方が多い葬儀ですから、知らされなかったことへの不満が生じやすく、その後のわだかまりの種になる恐れがあります。


参列をご遠慮いただく場合でも、亡くなったことは知らせるべきか、知らせないで葬儀の後に知らせるのが良いのか、の判断も悩ましい問題です。


故人の訃報を耳にし、連絡がなかったことを残念に思う方がおられるのですから、丁寧な対応を心がけるようにしなければなりません。



 

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4. 報告の仕方


亡くなったことを知らせる方法は二つ考えられます。


亡くなったことを知らせても、通夜・葬儀は家族葬であることを理由に参列をご辞退すると伝える仕方。


もう一つは、亡くなったことを伏せたままにして、後日に葬儀を済ませたことを報告するやり方です。


4-1. 訃報を伝える順序


家族葬であるか否かに関わらず、とりあえずは故人が亡くなったことを知らせるのであれば、知らせるべき相手には順番があります。


1. 故人と縁の深い人から順番に親密な人へ連絡をします。家族や親戚に電話をかけます。

必ず葬儀に参列する必要があって遠い場所に住む人には、スケジュール調整のために優先的に連絡するのがおすすめです。


2. 葬儀のスケジュールを決めるために、葬儀社やお寺へ連絡をします。檀家として懇意にしているお寺がある場合は、僧侶などに電話連絡を取るのが基本です。


3. 亡くなった人が親しくしていた知り合いや、仕事関連の人に訃報を伝えます。家族葬へ招かない友人や知人へは亡くなったことだけ伝え、家族葬のため参列を遠慮いただけるように伝えます。


4. 忌引の手続きがあるため、自分の勤める会社や子どもの学校などへは、葬儀の詳細が決まってから連絡します。仕事上で直接関係がある上司、担任の先生などに伝えると、スムーズです。



4-2. 会社や職場などへの連絡は事前が必須


家族葬だからといって、故人の職場へはもちろん、喪主をはじめとする遺族自身の職場への連絡は事後にというわけにはいきません。速やかに連絡します。


なぜなら、仕事の引き継ぎだけでなく、忌引休暇を取得しなければなりませんし、会社は福利厚生で弔問や供花供物、弔電の手配などさまざまな手続きを行わなければならないからです。


故人が務めていた会社に訃報や葬儀の連絡をする場合、基本的には直属の上司、または所属部署に連絡します。上司、所属部署がわからない場合は、人事部や総務部などにつないでもらい、訃報を伝えて、所属部署に連絡してもらうようにしましょう。


職場からの弔問、供花供物などを辞退する意向であれば、その旨を必ず伝えなければいけません。


会社や職場に伝えるべき事項は次のとおりです。


亡くなったのが本人の場合


● 亡くなった方の氏名・亡くなった日時

● 葬儀の場所と日時

● 葬儀の形式

● 参列の辞退と厚志の辞退について


本人の家族が亡くなって家族葬をする場合は上記の他に以下のことを伝えます。


● 本人との関係

● 会社を休む期間

● 休暇中の連絡先

● 仕事の引継ぎなどの連絡



会社・職場へ電話連絡する際の例文


故人の会社へ、遺族が連絡する場合

〇〇課の〇〇〇〇の妻です。

昨晩、病気療養中でした夫〇〇が亡くなりましたので、ご報告させていただきます。

生前は大変お世話になりました。


本人の希望により、葬儀は近親者のみで執り行います。

つきましては、恐れ入りますがご弔問・お香典・供花等のご厚志は辞退させていただきます。

また勝手ながら、葬儀日程や会場については、社内に公開しないようお願い申し上げます。



遺族本人が自分の会社へ連絡する場合

〇〇課の〇〇です。

私ごとで恐縮ですが、昨晩、私の父が亡くなりましたので、ご報告させていただきます。

恐れ入りますが、就業規定に従って〇日間の休暇を取らせていただきます。


父の希望により、葬儀は近親者のみで執り行います。

大変恐れ入りますがご弔問・お香典・供花等のご厚志は辞退させていただきます。

また勝手ながら、葬儀日程や会場については、社内に公開しないようお願い申し上げます。





4-3. 家族葬の報告は事後が多い


家族葬のルール・マナーはまだまだ確立していません。そこで、知人が亡くなり家族葬で葬儀が執り行われると聞いて、自分はどう対応すればよいか迷う方もまだまで多いのが現状です。


なかには知り合いが亡くなったと聞くと弔問したり、通夜、葬儀へ参列したりするのが当たり前と思い、故人宅を訪れる方もいらっしゃいます。


そのような混乱を招かないように、故人との関係性を考えて以下のように対応しましょう。


家族葬の場合は、参列していただきたい親族、親しいご友人に限定して、相手に合わせた適切な手段で連絡をする。それ以外の方には事後報告をするのを原則とする。


その場合、遠方の親戚や生前付き合いの薄かった親族の場合はそれなりの配慮が必要です。家族葬への参列をご遠慮いただく事にした親戚、親族へは事後報告ではなく、訃報とともに家族葬で執り行うため、参列は控えてもらう旨を事前に伝えて理解していただく事も重要です。


町内会など近隣への通知は町内会長に連絡して、掲示板や回覧版などで知らせてもらえるように依頼します。



 


5. 事後に報告するタイミングは?


葬儀の後に訃報を伝える時期に決まりはありません。ご自身のタイミングで大丈夫です。目安としては、早ければ葬儀後1〜2週間前後、遅くとも四十九日の法要を終えた頃までにお送りできるとよいでしょう。


それ以降になると、相手方も困惑してしまいますので、遺族が落ち着いたタイミングをみはかるのが良いでしょう。



 


6. 事後報告の仕方


6-1. 誰に


葬儀後の訃報は、遠方であったり、関係が希薄であったりする親戚や、ご遺族が知る範囲での故人のご友人・知人などにお送りします。

また、ご近所の方への連絡は町内会を通じて行うとスムーズです。


お知らせするべき人としては


・生前お世話になった人

・療養中にお見舞いに来てくださった人

・遺族が親しくしている人

・勤め先・仕事関係の人

・年賀状のみでのお付き合いの人 


一般的に報告を怠ると失礼にあたるばかりでなく、せっかくのご縁を断絶させてしまう恐れがあります。年賀状や携帯電話・メールなどを参考にし、事後報告を行うのが良いでしょう。



6-2. 手段・方法 


ハガキなどの文書が多いですが、相手との関係性に応じて、電話・メール・SNSなどを使い分けます。



6-3. 内容


● 故人の氏名、死亡年月日、享年

● 故人の意向で家族葬を執り行ったこと

 「故人様の意思」や「流行病での対応」など家族葬に至った経緯などを伝える事で、相手に理解して いただき、関係性の断絶などのトラブルを避けることにもつながります。

● 喪主の氏名

● 事後報告になってしまったことへのお詫び

● 弔問・香典・供花・供物など辞退の意向がある場合はその旨を伝える

● 問い合わせ先

● 死亡原因については、差し障りがある場合に喪主の判断に応じて記載しない場合もあります



 

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6-4. 例文


【電話の場合】


突然のご連絡大変失礼します。〇〇様のお宅でしょうか?

わたくし、〇〇〇〇の長男の健二と申します。実は、○月○日に父が他界しました。本日は、そのご連絡でお電話いたしました。


父の意向もあり、葬儀は先日、近親者のみの家族葬にて執り行いました。


生前、父が大変お世話になった〇〇様には、亡くなったことのご報告とこれまでの感謝の気持ちをお伝えしたいと思いお電話差し上げた次第です。


ご連絡が遅くなってしまったこと、また突然のお電話大変失礼いたしました。

父への生前のご厚意に感謝申し上げます。ありがとうございました。


【手紙・ハガキの場合】


謹啓 

父 鈴木隆 儀かねてより闘病しておりましたところ 去る○月○日 90歳にて永眠いたしました


葬儀は故人の意向により 近親者のみで執り行いました


故人が生前賜りましたご厚誼に深謝申し上げます本来ならば直接ご挨拶申し上げるべきところ 恐縮ではありますが 略儀ながら書中をもってお知らせ申し上げます


なお 誠に勝手ながら 弔問 香典 供物のご厚意につきましては 固く辞退申し上げますことをご了承ください

                                          謹白 

                                    令和○年○月○日 

                                    住所

                                    喪主 〇〇〇〇


生前より付き合いの薄い方や年賀状のみでの付き合いの方などへは喪中はがきにて「報告」とする場合もあります。



【メール・SNSの場合】


SNSやメールは、迅速かつ一斉に多くの人に情報を伝えられる通信手段として重宝されていますが、伝達の手段としては最もカジュアルな方法と考えるべきです。


利便性の高さから失礼にはあたらないとみなされることが増えていますが、「厳粛であるべき訃報に使うのは死を軽視するものである」などの意見もあり賛否が分かれていることを忘れるべきではありません。


電話やFAXでの連絡を日常的におこなう年配者は、特にSNSやメールに否定的な考えを持つことが多いため、失礼にあたらないよう他の手段にするなどの配慮が必要です。


また、メールでの報告は大量のメールに紛れて、相手が気づかずに時間が経過してしまう事もありますので慎重に行いたいものです。表題を工夫してメール自体を目立たせるなどの対策をしておきましょう。


平素よりお世話になっております

父 〇〇〇〇につきまして かねてより闘病中でありましたところ 去る○月×日に88歳で永眠いたしました

ここに謹んでご通知申し上げます


また 誠に勝手ながら故人の意向により葬儀は近親者のみの家族葬にて執り行いました


本来ならばすぐにでもご連絡すべきところですが事後のご報告となりましたこと何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます


なお、誠に勝手ではありますが弔問 香典 供物のご厚意につきましては固く辞退申し上げますことをご了承ください


生前のご厚誼に深謝し、厚く御礼申し上げます。


                                     令和○年○月○日 

                                     喪主 〇〇〇〇




6-5. 書面での事後報告の注意点


時候の挨拶はしない


書面で訃報を知らせる際、季節や相手の体調を尋ねる時候の挨拶文は不要です。

簡潔に必要な内容を伝えるようにします。

冒頭の一字下げはしない。

句読点は使用しない。


「つつがなく葬儀を済ませられるように」という願いを込め、ハガキやメールでの訃報では句読点を使用しません。



忌み言葉、重ね言葉を使用しない


訃報を知らせる際は、氏名や日時の間違いに気を付けるほか、下記のような忌み言葉や重ね言葉を使わないようにします。うっかり使いそうになる言葉もあるため、注意が必要です。


「消える」「落ちる」「数字の四や九」などの不吉な言葉


「たびたび」「くれぐれ」「いよいよ」「重ね重ね」など、よくないことが重なるとイメージさせる重ね言葉


「再び」「続いて」「引き続き」など、不幸が継続するとイメージさせる言葉



送付日を明記する


喪主を明記する


 

7. 家族葬の事後報告後の対応


家族葬の事後報告ですが、「電話をした」「手紙を出した」「メールで知らせた」で終わりではありません。


通知を受け、弔問に訪れたいと申し出る方もいらっしゃいます。基本的には、弔問・香典を辞退する旨を記載していても、「どうしても」といった際は、無下に断るようなことはしないで、対応した方が良いでしょう。


また、電話での際は「お気持ちだけで」とお断りするのも良いでしょう。いずれにせよ、弔問に来てくださったのですから素直に感謝し対応することです。



 

8. まとめ


家族葬においては、事後報告で訃報をお伝えするのが一般的ということをお伝えしました。家族葬は小規模での葬儀となるため、最後のお別れができず残念に思う方が多く生じてしまうのが現実です。だからこそ、そういった方々との関係性を壊さないために丁寧な対応が求められます。


家族葬の事後報告は伝える手段も様々ありますから、相手によって使い分けましょう。事後報告は親族が亡くなったことを通知し、感謝の気持ちを伝えるものです。ですから、家族葬にて済ませた事、通知が遅れてしまった事のお詫びと、生前お付き合いいただいたことへの感謝の気持ちをしっかりとお伝えすることが礼儀です。


以上、相手に失礼のない家族葬の事後報告の参考にしていただければ幸いです。




 

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