突然の訃報にどう対応する?ビジネス関係の弔事マナー(職場内の弔事)
更新日:2022年10月5日

社会に出て日が浅い方にとって、戸惑うことが多いものの一つが、職場関係の「弔事」ではないでしょうか。取引先の偉い方が亡くなった。上司のご家族に不幸があった。あるいは、直属の上司が急に亡くなった。さあ、いったいどのように何をすべきか。今回は、社会人としての知っておくべき弔事マナーについてお話しします。
今回は職場内における「弔事」について、具体例を上げながら解説していきましょう。
目次
1. 社内の「弔事」は人事・総務部などが対応する場合
「弔事」とは、通夜・葬儀・告別式・火葬といったお悔やみごとの一連の流れを指す言葉です。「弔」には「死者を弔う」という意味があるためこのように呼ばれています。
企業の規模や組織体制によって慶弔の対応は変わってきます。社内の慶弔は人事や総務部が一括で担当している場合は、人事規則・就業規則などの規定に従って対応します。当然、「弔事」の場合もそれに従います。
不幸があった場合は、本人が人事部など担当部署に連絡しなければなりません。ただ、緊急な場合で本人が連絡できないこともあるでしょう。そんな時、同じ部署内のものとして本人に代わって報告するように頼まれることもあるかもしれません。その際には、下記のことを確認して人事・総務部へ知らましょう。
・誰が亡くなったのか(本人との続柄)
・いつ亡くなったのか ・葬儀の形態(通夜、告別式、家族葬) ・葬儀の日時・場所と電話番号(弔電や供花・供物の手配のため必要です) ・喪主の氏名(社員との関係)
2. 部署で対応する場合
部署で対応しなければならない場合は、まずは直属の上司に相談し指示を受けます。その際、次のようなことを確認します。
●役員・人事・総務関係への報告
『人事・総務部などが対応する場合』と同様の項目を確認し、指示に沿ってしかるべき地位の方へ報告します。
●関係部署へ書面やメールで知らせる
書面やメールで知らせることになった場合は、『人事・総務部などが対応する場合』と同様の項目を記載します。
3. 弔電・供花・供物の手配と香典の準備
3-1. 弔電・供花・供物の手配
職場の規定によっては弔電や供花等を手配します。
その際には日時、場所、喪主名、送り主名をきちんと確認し間違えのないよう注意しましょう。特にお名前や続柄で間違いがあると、ご遺族にとても失礼になりますのでしっかり確認してください。(ご尊父とご岳父の違いなど)
3-2. 香典の準備
香典の額について、就業規則などで取り決めがある場合はそれに従います。
特にない場合は上司、同僚、部下などの関係性によって判断していきますが、目安として個人で渡す場合は5千円もしくは1万円が一般的なようです。
部署でまとめて渡す場合は香典の表書きは3名までとし、それ以上の場合は「〇〇課一同」と書きます。
3-3. 不祝儀袋の知識
お通夜、葬儀には香典をお渡しするときには不祝儀袋を使います。お通夜、葬儀と追悼儀礼(法要)では様式が異なりますので注意が必要です。また宗教(仏教、神道、キリスト教など)によって決まりがあるので、これも注意が必要です。
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4. 通夜・告別式に参列
基本的には通夜・告別式ともに参列するのが丁寧ですが、最近では仕事の関係上どちらか片方だけのことも多くありますので、上司などと相談して決めましょう。
告別式は喪服で参列することが基本です。通夜には仕事場から行くことも多く、やむを得ない場合は制服もしくは暗めの色の洋服でも良いとされています。男性の場合は、職場のロッカーや引き出しに黒あるいは、ダークな色で無地のネクタイを用意しておくと、いざという時に助かります。また、白のハンカチを1枚置いておくのもお勧めです。
女性であれば、アクセサリーやメイクにも要注意しなくてはいけません。光るアクセサリーは外し、口紅などは色を控えめにしておきます。
通夜・告別式に上司や先輩と一緒に参列することもあるでしょう。その時は役職が上の人から順番に受付・焼香を行います。会社の代表として参列しているという自覚を持って、最低限のビジネスマナーも忘れないようにしましょう。
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