社葬は会社の規模に関わらず、いわゆる中小会社であっても執り行なわれます。では、社葬は一般的な葬儀とどのような違いがあるのでしょうか。今回は「社葬」のなかでも最近、特に注目されている「お別れ会・偲ぶ会」に絞って、主催する手順や注意点などについて、詳しくご紹介いたします。

前回の記事では、社葬の意味や種類、社葬が選ばれる理由と、社葬を執り行ううえでの規範となる社葬規定について、詳しく解説してきました。引き続いて今回は、社葬に向けて決定しておくべきこと、具体的な準備作業、当日の段取り、社葬後の処理などについて解説していきます。

社葬は大企業のためだけの葬儀ではありません。企業のイメージアップ、事業継承の発表の場、取引先の不安の払拭、社内の一体感と結束の強化などさまざまなメリットは中小企業こそ活用すべきものです。ここでは一般の社葬、合同葬、お別れ会・偲ぶ会といった社葬の種類。社葬規程について紹介します。